Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/swivel/kokonikaku.com/public_html/wp-content/plugins/wordpress-ping-optimizer/cbnet-ping-optimizer.php on line 533

【映画感想】『オーバー・フェンス』女性の嫌なところを全部固めたやつ

久しぶりに映画を見ました。『オーバー・フェンス』という映画です。オダギリジョーと蒼井優が主演。

「オーバー・フェンス」予告編

『オーバー・フェンス』あらすじ

この映画はラブストーリー、ヒューマンドラマに分類されるようです。過去に問題を抱える男とぶっ壊れている女の恋愛模様。

家庭をかえりみなかった男・白岩は、妻に見限られ、東京から故郷の函館に戻りつつも実家には顔を出さず、職業訓練校に通いながら失業保険で暮らしていた。
訓練校とアパートの往復、2本の缶ビールとコンビニ弁当の惰性の日々。
なんの楽しみもなく、ただ働いて死ぬだけ、そう思っていた。
ある日、同じ職業訓練校に通う仲間の代島とキャバクラに連れて行かれ、そこで鳥の動きを真似る風変わりな若いホステスと出会う。
名前は聡(さとし)。
「名前で苦労したけど親のこと悪く言わないで、頭悪いだけだから」
そんな風に話す、どこか危うさを持つ美しい聡に、白岩は急速に強く惹かれていくが…。
自由と苦悶のはざまでもがく女の一途な魂にふれることで、男の鬱屈した心象は徐々に変化していくが、それでもままならない時間を過ごすしかない一組の男女。
そして孤独と絶望しか知らなかった男たち。
美しく壊れかけた男と女がフェンスの先に見つけるものは。

http://overfence-movie.jp

いろんな人がいる職業訓練校

オーバー・フェンスは「職業訓練校に通う男たち」という設定が新鮮だなと思いました。「社会のつまはじき者がもがきながらも生き抜いていくお話」みたいなのってよくあると思うんですけど、それが学校で繰り広げられるというのが新鮮だなと。

義務教育の学校では同い年が一つのクラスにぶち込まれ、その中には様々な個性があって、みたいなことになるんですが、職業訓練校になるとさらに複雑化して、60歳くらいのおじいちゃんからおっさんからヤンキーやら陰キャがいる上で先生が一応は統率して学校という体をなすというバランスです。この感じが面白かった。

ここににあるのはなんとなくゆるゆるとした空気です。生徒は別に本気で学びに来ているわけじゃなく職業訓練校という旨味をとりあえずもらいに来ているだけであり、それを先生もわかっている。なんだかままごと感があって面白かったです。

脱力感が漂っていてしらけた感じなんですけど、同じサイクルで時間を過ごしているのでゆるい連帯感があるんですよ。それがなんだか懐かしい感じもあり心地よい感じで。なんか楽しそうだなーって思いました。

蒼井優演じる「ぶっ壊れている女」

この映画は基本的にはオダギリジョーと蒼井優の恋愛ものです。まあ大人の恋愛というか歳を重ねると人生いろいろ、いろいろ背負い込んだ上での恋愛という感じです。

んでまあ蒼井優演じる聡が、ぼくが女性に感じる嫌なところを全部固めたやつという感じがしました。浮き沈みが激しくヒステリック、そんな感じなんです。

聡は昼は遊園地で夜はキャバクラで働き、誰とでも寝るような女です。それでいて精神も不安定。「私のこと何にもわかってない!」っていきなり言い出す感じ。

まあその気持ちもわかるけど、文脈をすっ飛ばして一気にテンション上げて怒り出したりするタイプで、ぼくは苦手なタイプですね。「今の一言だけでなぜそう判断しちゃうの?」って思うんですよね。

一言で言うと感情的な女性、ということになるのだろうけど、それが結構なところまで行ききっている女性です。リアルに考えると、この性格のまま大人になれる女性ってやっぱりある程度容姿はいいんですよね。容姿が良いおかげで許された部分があって、わがままが通っているのでそこは変わらず大人になったという感じでしょうか。

ぼくは基本的には人と人とは分かり合えない前提で暮らしたほうが良い(分かり合えない領域はあるから互いに尊重しよう精神)と思うのでこういう女性は嫌いです。

が、いいときはほんといいんですよね。ご機嫌なときはほんとご機嫌で最高。あんだけ喧嘩別れしたのに、次に会ったときは満面の笑みで会ってくれる。感情の高低差ありすぎて耳キーンってなるわ。いやーむずいぜ。

ゆっくり好転していく

そんな感情的な危うい女性と感情を失ってしまった男の恋愛の行方ですが、ものすごい事件が起こったりとかはせず、ただ淡々と物語は進んでいきます。

聡の感情なり行動が激しいので色々巻き起こっている感じがしますけど、割と人々は同じ場所にずっといる感じで、あらすじで「フェンスの先に見つけるものは」とかありますけど、それはそれぞれに見つけようエンド、な感じですかね。

白岩の行動は少しずつ変わっていきます。ぼくはその自然さが共感を持って見られました。

一念発起という感じでもなく、心変わりというか、「せっかくだからおじさんちょっと頑張っちゃおっかな」という気分、その気分が積み重なっていくことで人生は少しづつ良くなるんじゃないかという気がしたんですよね。ぼくにとってはそれがすごく良かった。気分によって日常からゆっくり好転していく感じ。

まあこの2人がうまくやっていけるのかどうかはわからないけど、そのモヤモヤも含めて『オーバー・フェンス』、見れて良かったなと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました