プロフィール

働きたくないアラフォー子供部屋おじさん。
音楽専門卒→フリーターバンドマン、夜勤15年→無職へ。
2021/12/1から無職ニート生活。
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話し相手がいないからここに描く。

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「楽園追放 -Expelled From Paradise-」がyoutubeで限定公開だったので見た

映画

「楽園追放 -Expelled From Paradise-」
というアニメ映画がyoutubeで
限定公開だったので見ました。

電脳空間と汚れた地上。
電脳は理想の世界だけど管理されている
地上は荒廃してクソだけど温かみある

みたいな感じの世界観です。

王道SFアニメっていう感じで
面白かったのでおすすめです!

「楽園追放 -Expelled From Paradise-」

ナノマシン技術の暴走により地上文明の崩壊をもたらした「ナノハザード」によって、廃墟と化した地球。人類の98%は地上と自らの肉体を捨て、データとなって電脳世界「ディーヴァ」で暮らすようになっていた。
西暦2400年、ディーヴァは異変に晒されていた。地上世界から謎のハッカー「フロンティアセッター」によるハッキングを受けていたのである。そこで捜査官アンジェラは、生身の身体・マテリアルボディを身にまとって地上世界へ降り立ち、現地の地上捜査員ディンゴと共にフロンティアセッターと世界の謎に迫る。

https://ja.wikipedia.org/wiki/楽園追放_-Expelled_from_Paradise-

人類がデータになって電脳空間で
幸せに暮らしてるところに
リアル世界からハッキングされてヤバい!
ってなったので電脳空間から地上に
捜査しに行く女の子が主人公。

電脳空間しか知らない彼女と
地上の腕利き捜査員のおっさんとの
心の交流がありつつ謎に迫る!
みたいな話です。

まあ王道のよくある設定なんだろうけど
僕はマトリックスやアバターすら
見たことがない人間なので
新鮮に楽しめました。

手書きアニメと3D CGの融合、キャラクター性

これは2014年の映画だそうで
微妙に古いんですが
手書きアニメと3DCGの融合としては
かなりいいものだと思います。

ロボットとか宇宙船とか
手書きで描いて動かすには複雑なのを
3Dにしてキャラクターは普通のアニメ
っていうバランスです。

ロボットバトルのアクションは
結構すごいですね。
ド派手にやれる感じで気持ちいいです。

ただ、主人公の女の子も3Dにしちゃてるのが
個人的に微妙でした。
やっぱ3Dって無機質になりがちです。
まあそういう無感情系な
キャラではあるんですが
ちょっとぼくは入っていけない感じでした。
後半につれてバトルシーンとか
感情をあらわにしてるのを
うまく表現しててよかったけど
時すでに遅しというか。。

というかおっさんも
エヴァの加持リョウジ的な
どの作品にもいる有能なおっさん
っていう感じで主要キャラが二人とも
判で押したような感じの個性だったので、
のめり込んでみる感じには
ならなかったです。

もの知らん合理性重視少女と有能おっさん、
わかりやすく電脳とリアルの対比、
まあ王道だよね、そういう感じ。

2時間アニメってことで
キャラを掘り下げる時間はないため、
彼らが彼らである必要はあまりなく、
感情移入はなく、
この映画はどういうオチになるんだろ
っていう視点で見る感じ。
キャラクター性はないけど
記号として見やすい

っていう感じですね。

アニメと3Dの融合は
「ガルガンティア」がよかったと思います。
あれはロボは3Dでキャラは絵なんですよね。
だから楽園追放は女の子も
3Dにしちゃったのがなー。
というかこういうアニメは
僕は見慣れていないので
ガルガンティア以外にも
いいのはいっぱいあるのかもしれないけど。

ネタバレ

ここからはネタバレ含みます><

物語のオチとしては僕はかなり好きでした。
なんの文句をつけようもないエンド。
最高。

少女が楽園追放されて
おっさんと地上で暮らすのは
まんま聖書の楽園追放オマージュで良いし、
一方、旅立つAIは人類の末裔として
新たな可能性っていう
オリジナリティもある。
人類が地球外に進出していくなら
ほんとにこんな感じかも
っていう気がしました。

エンドロールの後の
ラストシーンはまじ最高。
合理的が故に冷たく見えるAIに
感情が乗るっていう感じは
もう全人類が好むシチュエーション

な気がします。

楽園は幸福だけど管理されて
自由とは言えない、
それってどうなん?ってのは
この手のストーリーにはありがちで
その部分に関しては王道で、
汚れていたとしても
個人が自由な今の世界を望む、
っていうエンドでした。

この辺はもしかして
今の僕たちの現実が電脳空間に近づけば
またオチが変わってくるのかも、
などど思いました。
なんだかんだ言って現実でしょっていうのが
いやリアルじゃなくてもよくね?
っていう方に時代とともに
振れて行っている気がします。

最初に出てくるモブたちは幸せだろうし
現実には知らない方が幸せなことも
たくさんあると思います。

音楽がなぁあああああ

この映画は人類の文化として
音楽が取り上げられていて
よかったんですが、
だからこそもうちょっと
こだわって欲しかったなと思いました。
まあこれは個人の感想でしかないんですけど
なんかねー
曲がそんなに良くなかったんですよね。

ここは有名アーティストに
どーんとやってもらうとか、
ボブディランとかストーンズとか
ビートルズの名曲使うとかにして
欲しかったなと。

ラストのおっさんが歌いだすシーンは
絵的にいいけど、そのおっさんの歌が
うまいんだけどグッとこない系の感じで、
中途半端。

そこは
急に一流プロに切り替わる違和感もあるけど、
一流プロの歌で感動

もしくは
下手だけど感情が乗っていて最高、
のどちらかがよかった。
僕は後者希望です。
音楽が良ければ音楽を買って、
数年後でも思い出すような名作として
自分の中に記憶されるような気がしました。
ストーリーは好きだったので惜しい。

それジブリだけじゃん
って思ったりもするけど、
映画っていい音楽とともに
記憶されて心に残るんですよね。

ふとした時に曲とともに思い出して
また見よっかなーって
思うような名作までは後一歩だった。

終わり

というわけで
「楽園追放 -Expelled From Paradise-」
のネタバレを含んだ感想でした。
YouTubeで限定公開期間は
1週間みたいなのであと数日です。
見て損はないと思います。
めっちゃ面白かったです。

YouTubeで見れるってのは
便利でいいですね。

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