自分が作った料理ってなぜだかおいしく感じませんか?
ぼくは料理しないんですが、たまに気が向いて自炊した時に「おお、意外にイケる」ってなるんです。
なんでかっていうと、そもそも料理をしないから、食べれるものができただけでも良しとしておいしく感じているのかなと思っていました。
でも、とある本を読んでいたら「確かにそうか!」って理由があったのでここで紹介します。
おいしく感じる理由は”匂い”だったんですね。
ぼくが考えていた自分の料理がおいしく感じる理由
ぼくは料理と呼べるようなことはほとんどしない人間です。そばを茹でたりとかそのくらいです。
んで、たまーに料理をしたりします。そのとき、自分の料理をおいしく感じるんですよね。
まあ、作るとしたら難しそうなものは選ばないし、クックパッドとかで間違いなさそうなものを選ぶからか、ほとんどおいしく食べれます。料理なんてできない自分が作って、そこそこ食べられるものができた時点で満足感があります
というわけで、そもそも自分へのハードルが低いからこそおいしいと感じてるんだろうなと思っていました。
できないと思っていたことができた時の高低差で評価爆増
料理中の匂いがスパイス
普段から料理をすることがないので、自分では全然考えつかなかったんですけど、おいしく感じる理由はどうやら
料理中の匂い
なんですね。
料理をしている時って自然と食材の良い香りを嗅ぐじゃないですか?そうすると今作っている料理を食べるモードになりますよね。口がそうなるっていうか、味わってる気分になります。
料理中からすでに味わっているから、出来上がって食べても美味しいく感じるんです。
逆に言えば、食べるつもりじゃなかったものを食べても、あまりおいしく感じないってことはありませんか?
例えば醤油ラーメンを食べるつもりで入ったラーメン屋で、醤油が売り切れで味噌ラーメンしかなかった時のショックったらないじゃないですか。醤油ラーメンの口で行ったのに、急に変わる感じのつらさ。一気に食欲減退です。
この逆の現象が起こっていると思うんですよ。
料理の上手い下手に関係なく、料理中にいろんな作業をする間に匂いや音などで自然と空腹を刺激されます。徐々に出来上がるのと合わせて右肩上がりに気持ちが高まってきます。で、食べるからおいしい。
匂いって料理にとっては大事な要素ですよね。香りが良いだけでおいしく感じたりします。
自分が作らない場合は食べる時に感じるだけだけど、自分が作る場合はもうすでに料理中から匂いを感じています。その分、もうすでにその料理の口になっている、食べる気になっている、だからいざ食べる段になると、ただ食べるだけよりもおいしく感じるわけです。
鼻はすでに食べているわけだね
匂いを嗅ぎながら作っていては正確に判断できない
先に匂いで味わっているからおいしく感じる、言われてみるとそりゃそうだろ当たり前じゃんって思うんですが、ぼくはこれまで全然考えたことがなかったです。
今読んでいる『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』って本を読んでいて気がついたんですよね。
その本にこんな一節がありまして
たとえば、料理をしている人は、数時間その匂いを嗅ぎながら作った料理の味を正確に評価することはできない
『1日ごとに差が開く 天才たちのライフハック』許 成準
客観的に物事を見るのは難しいから他者の目線を入れたほうがいいよってライフハックの一節に出てきた文章です。
さらに、「人は自分の成果物を客観的に評価できない」とも書かれていて、まあそれもそうだなって思いました。
ってわけで、食材の匂いを存分に嗅いだ後に食べた料理がおいしいかまずいかなんて正確に判断できていないんですよ。
その上、一番最初に書いた、「料理できない自分というハードルの低さ」がまずあるから、普通でもちょっとまずくても、自分の中でおいしいって評価になってるんだろうなって思います。
客観的に見えていない上に自分に甘いってわけか、、ガバガバ評価基準でおいしいって感じてるだけだった
おわり
というわけで、自分が作った料理をおいしく感じるのは、匂いを嗅ぎながら作っているから正確に味を判断できないため、でした。
っていうか、自分の料理がおいしいって感じるのってぼくだけですかね?あんまりこのことを人と話したことがないのでよくわかりませんが、、
まあ、身も蓋もない理由ですが、自分で作ればおいしく食べられるってことに変わりはありません。人に食べさせるなら問題あるかもですが、自分で作って食べている分にはなんの問題もないんです。
あれ?俺って意外と料理できるん?って思ってたけどね、、そんなわけないよね
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