2019/20シーズンのラ・リーガ25節、バルセロナ対エイバルの試合を見ました。
結果は5-0でバルセロナの快勝。次節のクラシコに向けて弾みをつけました。
エイバル乾、メッシのゴールショー、ブレイスウェイトのバルサデビューなど見どころ多かった
エイバル戦、バルサのスタメン
ホームのでのエイバル戦、バルサのスタメンはこうなりました。
特筆すべきは3トップの左にビダルが入ったことですね。ビダルはテア・シュテーゲンからのビルドアップの前線のターゲットになっていて、これはうまい使い方だと思いました。
スアレス、デンベレに続きジョルディ・アルバが故障者リスト入り。20日間の離脱とのことでクラシコに出場できません。
バルベルデ時代からサイドバックにはジョルディ・アルバとセルジ・ロベルトがいないとうまくポゼッションできないイメージだったので、今節は不安のスタメンでした。
セメドは成長中、ジュニオルはまだどうにもなってない感じ
前半、メッシがハットトリック
エイバルは4-2-3-1でブスケツを抑えて前からハメてくる形の前線プレスを敷いてきました。高い位置で刈り取ってショートカウンターをかけたい体制。非常にコンパクトで最終ラインが高かったです。
これに対しバルサが右ウイングにビダルを置いたことが功を奏していました。テア・シュテーゲンまでは詰めてこないので、質の高いロングフィードが最前線のビダルまで入ります。
空中線の強いビダルがポストプレイヤーのような形になってボールを収めていました。ワンタッチで落とすのもうまかったですね。
最前線のビダルもありつつ、ちょっとしたズレをついてショートパスでビルドアップもしつつ、バルサはエイバルの守備網には捕まらずにポゼッションできていまいした。
エイバルは人はちゃんとハメているけど、球際がそれほど強くない感じに見えました。カードもなく、粗いディフェンスはなかったです。となるとバルサは中盤でボールが持てるのでずっと主導権を握れた格好です。
裏を取れば一点という感じでしたが、メッシが流石の決定力で前半のうちにハットトリックを達成しました。
メッシといえば前節ヘタフェ戦のノーゴールで、4試合連続ノーゴール、それも6年ぶりのことっていうニュースが話題になりましたが、前半ハットトリックで後半にも1点追加で4ゴール。6年ぶりの4試合連続ノーゴールの次の試合で4点取るという神っぷりを発揮していました。
メッシの決定力はもう何なんでしょうね。2点目は角度があんまりなかったし、シュートのスピードも見ているところでは弱かったので厳しいかと思った次の瞬間にはネットが揺れていました。
やはり得点はダメージになるようで、エイバルの前線からハメていく守備がどんどん緩くなっていった前半でした。
前半はグリーズマンしか裏抜けする選手が少なかった。でもメッシがチャンスメイクもするし裏抜けもするし、ゴールチャンスが多かった
後半、ブレイスウェイトがバルサデビュー戦で2得点に絡む
後半の15分くらいまでは前半のバランスのまま、完全なるバルサペースの試合でした。
グリーズマンが良い裏抜けをしていて2度のゴールチャンスがあったんですが、2度とも他のバルサの選手がオフサイドにかかってしまって「俺はかかってないのに!!」みたいな状態になっていてかわいそうでした。
後半も15分を過ぎたあたりからエイバルが息を吹き返します。3点差あるし、ゴールチャンスも作れているし、ターンオーバーで選手交代もあったし(ブスケツ→デ・ヨング)ってことでバルサの選手たちの集中力が少し切れてきた感じがありました。
これまでは失った後にすぐに取り返していていたところでボールを取りきれなくなってきたんですよね。
3点もあるし、こういう時間帯こそ落ち着かせてポゼッションして欲しい感じでしたけど、その中心のブスケツが変わってしまっていたのでちょっとだけ嫌な感じがありました。運悪い失点か重なるともしかするともしかするぞって。
だた、スコアは動かず。バルサはピケも変えてターンオーバー。そしてグリーズマンも変えて特例措置でレガネスから獲得したブレイスウェイトがバルサデビューを果たします。(ブライトバイテとかバイデとかブレイスウェイトとかカタカナ表記問題が、、)
ブレイスウェイトは出場時間は短かったですが期待以上の活躍でしたね。メッシの4ゴール目をアシスト、さらに良い動きで抜け出してアルトゥールの得点にも絡みました。
体を張れるし一瞬のスピードもあるし、スアレスの控えとしては良いプレイヤーな感じがしました。
熱い声援を送られていて、この日の活躍ですでにカンプノウのバルセロニスタに認められた感じがありました。
バルサで久しぶりにセンターフォワードの選手を見たなって感じ
さいごに
というわけでクラシコ前のホームゲーム、エイバル戦はメッシが4ゴールの大活躍で5-0の完勝で終わりました。
バルサはエイバルには相性が良いようで負けてないんですよね。そのデータのままの試合だったかなと思います。単純に個人の能力の差があったなと思いました。エイバルに球際の厳しさがもっとあるとバルサも苦しんだかも。
さて、次節はいよいよベルナベウでのクラシコです。キケ・セティエン監督の初のクラシコ。この日のようにビダルのウイング起用はあるのか、それともファティでいくのか?いやー楽しみです。
その前にこれまたアウェーでのチャンピオンズリーグのナポリ戦があるのでこれも注目ですね。
エイバルは緩かったけど次の2試合はそう簡単にはいきそうにないね
コメント