プロフィール

働きたくないアラフォー子供部屋おじさん。
音楽専門卒→フリーターバンドマン、夜勤15年→無職へ。
2021/12/1から無職ニート生活。
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『パラサイト』のアカデミー賞受賞に見る、アメリカの多様性と日本のガラパゴス化と韓国の戦略

テレビ・ラジオ

2020年のアカデミー賞が発表されました。作品賞など4部門で韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が受賞しました。

ぼくはノミネート作品を一作も見ていないし、映画自体にそれほど強い興味はなかったりするんですけど、今週の『ワイドナショー』を見ていて、日本のガラパゴス化とアメリカの多様性重視の姿勢、韓国の戦略などがわかって面白かったです。

映画は2時間集中しなきゃいけないからね、、

アカデミー賞も多様性へシフト

『パラサイト 半地下の家族』の受賞は英語以外の作品で史上初のアカデミー賞受賞のようです。

そもそもアカデミー賞ってアメリカの賞なので、これまではアメリカの白人のための賞っていう位置づけだったみたいだったんですね。アメリカ国内の映画を盛り上げたいって狙いだと思うので、まあわかります。

ただ、近年はアカデミー賞の選考委員に黒人や女性が少なく、8割方が白人の60歳以上の男性だったっていう偏りが問題視されていた。で、このたび選考員に若者や黒人や女性を増やしたため、韓国映画の『パラサイト』が受賞したっていう背景があるそうです。

2016年2019年
アカデミー会員数約6000人約9000人
非白人9%16%
女性24%32%

フジテレビ『ワイドナショー』より

つまり、アカデミー賞が多様化の方に舵を切ったってことだと思うんです。で、こういうのって日本できないよなーって思って、アメリカってやっぱいいなって思ったりしました。

多様化しないと先細りしてしまうから

韓国映画のアカデミー賞、邦画はどうなの?

パラサイトは韓国映画です。アジア初受賞。ってことは日本の映画はどうなの?ってやっぱ思いますよね。

韓国映画と日本映画。ここにはちょっと隔たりがありそうです。

韓国は最初から海外に向けて作品を作っているみたいなんですよね。なぜなら国内市場が小さいから。韓国の人口は5000万人です。

少ない国内に目を向けるよりも、最初から海外市場を狙った方が良いって戦略なんですね。

日本の場合は国内市場が1億人越えでまあまあ多いこともあり、日本人に向けた作品ばかりみたいです。ってことでガラパゴス化しているんですね。

韓国ってこの辺の戦略が時代に合っているというか、ちゃんと考えているんだろうなって思いますね。Kポップがそうだし、サムスンとかLGとかが力を伸ばしてきたのも、そんな国家主導の戦略が合ってこそなんだろうなって思います。

ぼくは映画を見るならやっぱり邦画が多いから、もっと頑張って欲しいなって思います。ただ単に良い作品を作るだけでなく、どうせなら売り出す戦略もきちんと考えたらいいにって思ってしまいますね。

それこそウォークマンを作れたけどiPodをつくれなかった日本、みたいな。MP3の技術はあったしiPodみたいなプレイヤーは先にあったのにもかかわらず、売り方で負けたっていう話を思い出します。

日本は技術に自信がありすぎる気がする、

ビルボードチャートとオリコンチャート

最近知ったんですけど、アメリカのビルボードチャートってすごいんですよね。あれって日本のオリコンチャートみたいにCDの売り上げのチャートじゃなくて、今や YouTubeの再生数なんかも反映させているらしいんですよ。しかもそれは2013年から。早い!

一方、アメリカのBillboard (ビルボード)は売上だけでは、ヒットかどうか計れない!
売上だけじゃなく、他の要因も合わせないとヒットチャートを制作できないっていう感じの考えで、ランキングを制作しています。

簡単に、そして大袈裟にいうと、オリコンっていうのはただ売上とか集計してランキングするということを昔から現在まで変わらずやり続けている会社であり、ビルボードはヒットチャートとはどういったものが好ましいのか、昔から現在まで常に試行錯誤し続けている音楽ブランドです。

Billboard ビルボード・チャートとは – 洋楽情報サイト ~MUSIC BOX

試行錯誤し続けているって、すごく正しいと思う

オリコンはCD販売数なため、もう時代に見放された感がありますよね。旧時代の指標って感じです。

だから誰も興味がなくなってしまいました。AKBグループかジャニーズの、CDという名の音楽とは別商品の売り上げランキングって感じです。

ビルボードは「ヒット曲=みんなが聴いている」だとすると決して売り上げだけでは語れないと考えているんですね。ストリーミング再生、ダウンロード、ラジオなど音楽は様々な形で楽しまれています。そういった諸々、音楽文化を鑑みてランキングを作成していると。

こちらの方がまさに音楽という文化のために必要な考え方であって、単に売り上げだけの(それも失われている媒体の)オリコンと雲泥の差です。

なぜビルボードチャートがまだ権威があるのかというと、ビルボードが「ヒット曲とは何か?」とずっと問い続けていからなんですね。

こういうのを知っちゃうと、日本って、、て思っちゃいますね。でも、それが日本人らしいのかな?まあオリコンはCDの売り上げって割り切っているだけで、文化を背負っているつもりもないだろうから言われない批判でしょうけど。

ヒット曲ランキングみたいなキャッチーなものって音楽番組に必要。だけど日本にはきちんと時代を反映したランキングの指標がないから音楽文化の勢いがないのかも

多様性の強み

というわけで、アカデミー賞のニュースを見て日本のガラパゴス化、アメリカの多様性を重視する考え方、韓国の時代に合わせた戦略を感じたって話でした。

時代は多様性へ向かっていて、やっぱりそうなるのは正しいんだろうなって思うんですよね。これもワイドナショーで古舘伊知郎が言っていたんですが「ヒトという種が男と女に分かれて繁殖する道を選んだのは多様性がある方が強いと判断したからだ!」って言葉を思い出します。犬も雑種の方が強いしね。

多様性を愛する物語↓

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