アジアカップ2019グループステージ第3戦、日本対ウズベキスタン戦、サブ組で挑んだ日本代表は2-1で勝利しました。
森保ジャパンはグループステージ3戦全勝で1位突破です!
ウズベキスタン戦のスタメン
日本2-1ウズベキスタン
ゴール:43’武藤、58’塩谷
日本は前回の第2戦からなんと10人の選手を入れ替えたスターティングメンバー。唯一第2戦に出ていた北川は大迫の怪我で急遽という感じだったので、序列としては控えの選手です。
ということでこの試合、日本代表はサブ組で挑んだ試合と言えます。
なかなか落ち着かない前半
メンバー総とっかえのイレブンということで、日本は結構ふわふわしていました。
ウズベキスタンはターンオーバーせずに主力で勝ち点3を取りに来ていたようで、ガンガン攻めてくる。その対応に追われた立ち上がり。
ウズベキスタンの攻撃を止めてもそのあとはロングパスの選択肢のみで、ボールがなかなか落ち着かず。
「大丈夫か?」「まあBチームはこんなもんなのかな」というような、ちょっと期待できない感じでした。
オマーン戦からの改善
それでも10分ぐらいにはだんだん守備ブロックが落ち着き始めて、日本も攻撃に移れました。
オマーン戦より良かったのがほぼ2トップのような形に入った武藤と北川の動きです。一人は中盤に降りて来てチャンスメイクを狙っていたり、二人の距離感がよくて縦パスが入ったところを二人の連携でショートパスで崩そうとしたり。
良い形にはならなかったし、改善と言えるかは微妙ですが、オマーン戦から修正しようとしてるように見えました。
こういう感じで徐々に大会中に連携が深まってこればいいですね。
失点、同点
30分以降は日本の4-4-2の守備ブロックがかなり安定し始めて、ウズベキスタンに深い位置まで侵入させていませんでした。
しかし、安定したと思った矢先に失点してしまいました。日本のパスミスで失ったボールのスローインからでした。
この失点はまあしょうがないようななんというか難しいなと思いました。点を決めた選手はスピードがあったしシュートもめちゃくちゃうまくて。
第1戦でトルクメニスタンに決められたスーパーミドルみたいな感じがちょっとしました。防げるけど仕方ない失点というか。「こういうことも起こっちゃうよね」的な。
このあと、武藤が即同点ゴールを決めれたのがこの試合で大きかったと思います。
室屋が突破して北川がニアに入り、ファーに入った武藤のヘッドという理想的な形。
室屋は運動量もすごいし、あれだけフリーになれると(自身の突破からですが)精度の高いクロスも挙げられる良い選手ですね。
日本代表の右サイドバックは酒井宏樹で安泰という感じですが、攻撃性能的には室屋がスタメンで出ても面白いなじゃないかと思いました。
塩谷の勝ち越しゴール
後半の塩谷の勝ち越しゴールは素晴らしかったですね。ディフェンスが安定したので日本が攻撃する時間が増え、「ここらで点を取っておきたい」という時間帯に決まりました。
この時間帯はウズベキスタンの守備が甘くて日本はミドルシュートを連発していました。
まず伊東が打って、武藤が打って、乾が打って、んで塩谷も打って。「まさかお前が決めるんかい」という感じでした。
乾は不調
ぼくはリーガをよく見ているのでベティスで出れていない乾には期待していたんですが、乾はあまりいいパフォーマンスではなかったですね。
特に後半30分以降で疲れが見え始めてからはロストが多く、ウズベキスタンにカウンターのチャンスをプレゼントしてしまっていました。
この辺りは柴崎同様、試合間の部分もあるのかなと思います。
ただ、乾は周りと連携しつつ自分の強みも生かしつつというバランスが取れる選手なので、周りの選手との連携も深まっていないから自分の調子も出てこないという感じかなと思います。
もっといい乾を知っているだけにちょっと残念でしたね。原口をファーストチョイスで考えているであろう森保監督の考えを変えるには至らなかったパフォーマンスだと思います。
もうちょっとボールを大事に!
とりあえず1位突破を決めた日本。主力も温存できて展開としては狙い通りでいい感じです。
ただ、試合内容は微妙な感じかなと。アジアカップで日本は優勝候補という立ち位置みたいですが、そういう強さは未だ発揮できていないですね。
というかアジアのレベルは年々上がって来ていてそれほど差はないのだろうと思います。
この試合ではボールを奪った後で攻撃にスムーズにつなげていけなかったのが残念でした。
せっかく奪ったボールを、簡単にクリアしてしまったり無理筋なパスを出してしまったり。そのせいでまた相手の攻撃になってしまうと。「いやいや今は余裕を持ってボールを運べるじゃん」って思うシーンが何度かありました。
もうちょっとボールを大事につなぐサッカーが見たかったですね。
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