アジアカップのグループステージ第2戦、オマーン戦が行われました。
日本は1-0で勝利。決勝トーナメント進出を決めています。
なんかアジアの戦いっていつもオマーンと戦っている印象がある、というくらい日本とオマーンのカードって多いですよね。
レベルは拮抗していましたが、よりチャンスを多く作った日本が順当に勝利したという試合でした。
オマーン戦、日本代表スタメン
大迫が怪我出場できないというのが日本にとって大打撃でした。そんなオマーン戦のスタメンはこちら
日本1-0オマーン
57’北川→武藤
84’堂安→伊東純也
ゴール:28’原口(PK)
トルクメニスタン戦と大きく違ったのはオマーンも普通に繋いで攻めてきたこと。ドン引きでスペースを埋めるでもなく、あわよくば自分たち主導で攻撃を仕掛けていきたいという姿勢でした。
このおかげで日本の攻撃はシンプルに決まっていました。相手が出てきてくれるおかげで、それをかわせればチャンスが生まれるんですよね。
良かったのは前半
日本は前半の方が内容が良かったですね。
立ち上がりはトルクメニスタン戦のように中央の縦狙いで捕まってしまうところがありました。ボールを収めるタイプの大迫がいないので余計にそういう印象。
ただ、すぐに修正。ラインの高いオマーンに合わせて、そのラインの裏を狙うロングフィードが吉田や冨安といったセンターバックから出て行きます。
特に冨安のフィードは素晴らしかったですね。即ゴールチャンスのナイスフィードが立ち上がりにありました。
日本は選手がいい距離感でポジショニングして、長短のパスをうまく使い分けて、オマーンにボールの取り所を作らせませんでした。
気温30度以上で暑かった初戦と違って、夜の涼しい環境での試合というのも良かったんでしょうね。日本の選手は全体的に動けていてキレがよかったです。
この前半の内容を続けられれば日本は普通に勝てるなという感じがしました。
ただもう少し連携があればよかったなと思います。
中央経由で南野の抜け出しがチャンスになることは多かったですが、サイドの連携でリズム良く崩すというシーンはなかったです。
南野の活躍
トップ下の南野にはゴールチャンスが3回ありました。ただ、3回ともキーパーに当ててしまいましたね。惜しかったです。
ワントップに入った北川がうまくスペースを作っていた感じもしなかったんですけど、南野は狭いスペースに入っていって、シンプルに前へ出る動きが抜群でしたね。
南野は狭いところでもボールを受けて前へチャレンジできるのが良いですね。縦への推進力、ゴールへ直結するプレイができる選手だなと。アジアレベルなら驚異的な存在だと思いました。
あとはゴールが欲しいですね。コンディションも良さそうだし、1点入ればこの大会のラッキーボーイみたいな感じで大活躍しそうな予感がします。
日本有利なジャッジ
日本は内容的にもゴールチャンスなどの数字的にもオマーンを圧倒していました。
しかし、流れの中からのゴールは奪えず。唯一の得点もかなり甘い判定でのPKからです。
その上、長友のシュートブロックが手に当たったのはPK判定はされず。VARなら間違いなくPKを取られていたでしょうね。解説の松木さんも認めるレベルのハンドでした。
今回のアジアカップはVAR導入は決勝トーナメントからなので助かりましたね。
というわけで、この試合は結果を分ける重要なプレーでジャッジに救われた感じがあります。
そういう意味ではちょっとスッキリしない勝利ではありますね。
良くなかった後半
後半はイマイチ見所のない内容でした。
オマーンがボールを保持することが多くなりましたが、怖い攻撃はありませんでしたね。枠内シュートはほとんどなかったと思います。
トップに入った北川から武藤が交代して出てきましたが、北川も武藤も物足りないパフォーマンスでしたね。
やはり日本のワントップは大迫でないと色々うまくいかないようです。
とりあえず決勝トーナメント進出!
日本は2戦2勝で決勝トーナメント進出を決めました。
次戦は中2日で厳しい日程になるので、進出を決めたことによってここである程度選手をローテーションできる状況になったのは大きいですね。
試合内容はアジアレベルの試合という感じでイマイチでしたが、その分森保ジャパンは若手も多いので、大会中に成長していけるんじゃないかなという感じがします。
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