どうも、最近芸人のヒロシのYouTubeチャンネルにハマっているぼくです。
YouTubeトップページの「あなたにオススメ」にある日突然出てきたのを見てから、ちょくちょく見ています。キャンプにもヒロシにもそれほど興味はなかったんですけどね。
ヒロシチャンネルはヒロシがキャンプをしている様子をローテンションでお送りするという地味なもの。が、なんだかこれが見てしまうんです。寝る前にスマホをぽちぽちやってる時なんかに。
なぜヒロシちゃんねるは面白いのか?
ヒロシちゃんねるの動画を数本見ましたが、どの動画もシンプルです。Youtuberっぽい変なテンションの高さや派手さは全くありません。
芸人としてテレビに出ていた時のヒロシさんはローテンションな自虐芸だったのでローテンションも納得ですが、その時よりもさらにローテンションな印象。
そんなヒロシチャンネルは、どの動画も結構な再生数があって、売れっ子Youtuberといっても過言ではないくらい。なぜそんなに人気なのか?見てしまうのか?
ぼくなりに考えてみました。
自然の映像と音が綺麗
ヒロシちゃんねるはキャンプの映像をひたすらお送りするYoutubeチャンネルです。
舞台は大自然。この、普段見慣れない大自然の映像がとても綺麗で目を引きます。
それも何か特別な素晴らしい風景とかじゃなくて、川だったり土だったり草木だったり、何か懐かしくも感じるような普通の自然といった感じで懐かしい気持ちになるんです。
で、この映像がとても美しい。画面もテンポよく切り替わるので飽きないんですよ。
さらに、自然の音もすごくいいんですよね。川の水が流れる音や焚き火が燃える音なんかが。
やたらとテンプレートなBGMやアタック音が流れる、youtuberの動画っぽい感じは一切ないです。
道具がかっこいい
淡々とキャンプをしている映像の中で、ヒロシさんが使っている道具がかっこいいのでついつい興味が湧いて見てしまいます。
キャンプの道具は必要最低限な感じで、ただそれをするためだけに特化して研ぎ澄まされた機能美からくる無骨な見た目がかっこいいんですよね。
これは、ぼくらが毎日手にしている様々なことができる道具としてのスマホとは真逆なので引かれるのかもしれません。
それだけのための道具が多いので、コンパクトさを重視しているようにも見えます。その機能をいかにコンパクトにするかといことを考えられた道具なのだなあと見え、惹かれます。
男心をくすぐる感じです。
静か
道具もそうなんですが、ヒロシさんの喋りも必要最低限という感じになっています。ほとんど喋らず淡々とキャンプをしている映像です。
この静けさが、情報のなさが逆に自分から見入っていく状態になりますね。どんどん入っていって、自分もそのキャンプをしているかのような気持ちになってしまいます。
無駄に喋ったりしないので、その魅力がそのまま伝わっているんだろうと重ます。この静かな自然の風景が寝る前のテンションにちょうどいいんですよねー
難しくない
ぼくはキャンプをしたことがありません。しかしそれでもヒロシチャンネルのキャンプ動画は何をしているのかわかります。「寝床を作って飯を食う」言ってしまえばそれだけだからです。
「ああ火を起こすための薪を作っているんだな」とか「ハンモックの雨風しのぎの屋根かな」とか。説明がなくても自分が想像できるので面白く見れます。
その中に「火はそうやってつけるんだ」とか、発見があります。知らなかった面白い方法がたくさんあって、でもそれは特別な技術というよりは原始的な感じで魅力的で、興味が湧くんですよね。
キャンプが静かに流行っている理由
そもそも、最近、キャンプが流行っているような気がします。キャンプの漫画やアニメが流行っていたりしますよね。
なんで今キャンプなのかなあと考えてみると、世の中に情報がありすぎることに疲れた人や、一人になりたいと感じる人が増えてきたからなんじゃないかなと思います。
これはそのまま、ぼくがヒロシちゃんねるを見ていた理由につながります。なんで見ちゃうなかなあと考えるとこういうことだったんです。
日々流れていくネットニュースをチェックしたり、個人的な話題をSNSでチェックしたり、たくさんの情報に晒されているというか、身を投じています。それは単純に興味本位であって、それが楽しいからだったりします。
このツマラナイ日常を忘れさせてくれる娯楽になっているわけですね。
ただ、その中には別に見たくないものもあったりするし、もうとにかく量は多いしすごいスピードで更新されて行くし、まあ疲れるんですよね。そうしているいうちに世間で言われているような情報疲れが、ぼくにもあるんだと思います。情報でお腹いっぱいの状態です。
これと逆の方に位置するのが、情報の少ない自然です。ネットの雑多な情報に翻弄された精神が、大自然で普通に飯を食うだけの動画に癒されるわけです。
超情報化社会の反対側
ぼくらが普段やっていることをあえて自然の中で。それがキャンプです。
川の水で顔を洗っている映像なんて最高です。超気持ち良さそう。ぼくたちが持っている原始的な楽しさや興味がそこにはあるのだと思います。
日々の生活では情報が多すぎて疲れているので、また違う方向のシンプルでわかりやすいものに惹かれます。
考えてみると、テレビの部族探訪とか、外来種捕獲とか、ジビエなんかが最近増えてきていますが、同じニーズな気がします。そういう企画が視聴率を取っているから自然とそんな番組が増えてきている。
つまり、みんな求めているのかもしれませんね。
そういう枠の中にキャンプも入っているのかなと感じました。
超情報化社会に疲れている人は一度Youtubeのヒロシちゃんねるをのぞいてみると癒されるし楽しいと思いますよ!
Youtube→ヒロシちゃんねる
コメント
なかなか詳しい分析すごいですね!感心しました。
私は「団塊世代の我楽多(がらくた)帳」(https:skawa68.com)というブログの
2019/9/24付けで「ヒロシちゃんねる」の記事投稿
しています。つたない記事ですが、もし、ご参考にしていただければ幸いです。
historiaさん、コメントありがとうございます!
分析というかまとまらない感想文という感じですが、、