プロフィール

働きたくないアラフォー子供部屋おじさん。
音楽専門卒→フリーターバンドマン、夜勤15年→無職へ。
2021/12/1から無職ニート生活。
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話し相手がいないからここに描く。

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別の世界に漂流した少年少女が選ぶ道 テレビアニメ『サニーボーイ』感想

テレビ・ラジオ

テレビアニメの「サニーボーイ」
をようやく12話最終回まで見ました

ぼくはテレビアニメを
積極的には見るタイプではないんですが
放送していた当初にハライチのターンで
岩井が面白いと言っていて
興味を惹かれて録画していたものです

最後まで見て率直な感想としては
テレビで無料で12話完結で
こんなにちゃんとしたアニメがあるんだ、
すごい!
っていう感じです

別の世界に漂流した少年少女

サニーボーイっていうとぼくなんかは
ブルースシンガーを思い浮かべますが
(思い浮かべると言っても
ハイロウズの歌の歌詞に出てきた
ブルースの重鎮だなってくらいの
知識しかありませんが)
特に関係はないようです

ある日中学生たちが中学校ごと
異世界に漂流します
漂流した少年少女の中の数人が
超能力を使えるようになります

これを聞くとありがちな異世界系
って感じですが、ちょっと違っています
この記事タイトルに「別の世界」
って書いたのもそことは
差別化したかったからです

異世界、超能力、ウェーイっていう環境が
リアルに中学生の子供たちの身に
降りかかったらどうなるの?
(そういや先生とか大人は基本いないです)
っていう少しリアルな描き方をしています

まあキャラの作画もアニメっていうより、
普通に現実寄りですしね

サニーボーイ、どこがよかった?

サニーボーイでよかったのは演出ですね
物語自体はまあ、内気な少年の成長物語、
それも異世界で、能力もあって、
みたいなありがちな感じなんですけど、
この異世界の表現の仕方が面白かったです

最初の方はあんまり覚えていないんですが、
能力が暴走したりして島が全焼したり
とかあるんだど、
そういうド派手な現象も淡々と描かれていて
「ここでは魅せないのか、
じゃあ本質は別にあるのか」
みたいに想像させるような演出で、
サニーボーイの世界に引き込まれます

結構謎ばっかだし、明確に答えは
語られないですが、それでいい感じがします

精神世界が世界に発現したりしている
感じだと思うんですが、
そういう心の悩みの葛藤って
誰しもあるから共感するし、
そこで苦しんで頑張って道を選択していく
少年少女を見て、見た人それぞれが
それぞれに自分の人生を重ねて
見入ってく感じだと思います

淡々とした演出で入り込みやすかったのが
とてもよかったです

その淡々とした感じは
無駄にBGMを使わない
ってところが大きかったと思います
作中で流れる曲のチョイスや演出が
本当に素晴らしかったです

ひとつの作品として認知されて残っていってほしい

作品としては心の成長がテーマで、
ボーイミーツガールの名作であり
王道だと思います

なので作品としてずっと残ってほしいな
って思うんですけど、
これをテレビアニメっていう媒体でやると
作品として残っていくのかっていう
ちょっとした疑問もあります

ぼくはアニメのことを
よく知らないんですけど、
テレビアニメって毎シーズン
めちゃくちゃ数がやっていて
アニオタがワーワー言って
ただただ消費していく

みたいな印象があるんですよね

そんなテレビアニメっていう媒体は
やっぱ作品としてはDVDボックスとか
出して残る、みたいな感じなんでしょうか

それじゃちょっと勿体無いな
って思うくらいにいい作品でした

例えば映画とかなら数年後に
またテレビで放映されて、
また知らなかった人に作品が届いて
っていうことが起きるけど、
テレビアニメはどうなんでしょう

作品として残るっていう意味では
テレビアニメという媒体は
微妙じゃないかなと思ったりもします

DVDボックスなんてもう
売れる時代じゃないだろうし、
何より知らない人の目に触れません

せめて漫画なら作品として残っていきそう
って思うけど、サニーボーイは
映像でこその作品だと思います

今で言うとアマプラとかネトフリとかに
残っていく感じになるんでしょうか

なんにせよ、またいつか見返したいし、
とてもいい作品だなと思いました

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