フルCGアニメの表現って諦めた方が良くない?『ULTRAMAN』感想

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4月からのアニメでウルトラマンが始まったみたいです。家でぼーっとテレビを見ていたらやっていたのをたまたま見ました。

ぼくはウルトラマンって見てこなかったんですけど、設定が面白そうなアニメだなって思いました。その一方で、フルCGアニメってどうなの?とも思ったんですよね。

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『ULTRAMAN』の設定が良い

アニメ『ULTRAMAN』の原作は漫画です。月刊ヒーローズって雑誌で2011年から連載されているみたいです。結構長いですね。

「これがウルトラマンなの?」っていう一目見たら忘れられないウルトラマンの造形が印象的で、ぼくもなんとなく漫画の表紙の記憶がありました。ウルトラマンのツルッとしたイメージにロボ要素を足した感じで、要するにサイボーグウルトラマンって感じです。

『ULTRAMAN』の舞台は、初代の特撮テレビドラマ『ウルトラマン』から20年後の世界です。初代ウルトラマンをやっていた早田隊員の息子が主人公。

ウルトラマンと同化していた早田隊員にはウルトラマンが去った今もウルトラマンの力が残っており、その力を息子も継いでいる。突如現れたウルトラマンっぽい敵を相手に、息子が現代技術で作ったパワースーツを着て戦うって設定です。

初代ウルトラマンをリスペクトしつつ、うまくつなげていて面白い設定だなと思いました。

人間サイズだからアベンジャーズとかアメリカのヒーローものに生まれ変わったって印象。顔はアイアンマンに結構似てるね、、

漫画なら3話まで無料で読めます。この設定の面白さだけでもわかりますね。

こういう昔の名作リスペクトみたいなノリで仮面ライダーリメイクの『ハイブリッドインセクター』ってweb漫画あったよね。あれ続けられてればめちゃくちゃ面白そうだったのに、、、

フルCGアニメの表現って諦めた方が良くない?

設定自体は面白そうなので、今後アニメは見ていこうかなと思ったんですが、アニメ自体はちょっと微妙な感じがしました。

というのも、フルCGアニメなんですよね。これがよくない。フルCGアニメの表現って諦めた方が良くないですか?

そもそも、フルCGアニメで成功した作品ってあまり思い浮かびません。ディズニーとかでデフォルメされたキャラクターアニメとかはあるけど、普通のリアリティある人間ベースのCGアニメでヒット作ってありますかね?

コケたフルCGアニメで言うとまず思い浮かぶのがファイナルファンタジーの映画です。ぼくは見てないんですけど、爆死していたような気がします。あれはもうゲームのムービーの延長でしかない印象がありました。

リアル人間ベースのフルCGアニメのなにが良くないって、その中途半端なリアリティなんですよね。見た目はちゃんと人間っぽいのに、動きがロボットっぽいんですよ。

動きがぎこちないし、
滑らかすぎて体の重量を感じない体捌き
触れ合っている感じがしないのと、
とにかく表情が硬い

まあ命が宿っている感じがしないんですよ。不気味の谷?でしたっけ。

アニメの良さってデフォルメできることだと思います。例えば泣くシーンなど感情的なシーンだけ涙をめちゃくちゃ出すとか、そういう表現がいいんです。

現実にありえないけど、より伝わってくるものがあるんですよね。感情とか熱が伝わってきます。現実では表現できないという強みを存分に生かしています

フルCGアニメだとこの線引きがイマイチ難しいんだろうと思います。『ULTRAMAN』でも焦ってるシーンで顔に汗が書いてありましたが、あのくらいのリアルな顔のCGに、漫画みたいに普通に「し」って感じの汗が書いてあって不自然に感じました。

リアルとのバランスが悪くて感情が伝わらないのがCG。漫画だと『GANTZ』もちょっとそんな感じかも

アニメには驚いて目が飛び出るとか、ドタバタ劇とか、ありえないくらいに感情を盛ることができるのがいいんですよね。アニメってそういうフィールドだと思うので、それと比べてしまうとフルCGアニメの見方って難しいんですよね。

一方で、メカメカ強い感じとか街のリアリティとか派手な爆発とかはCGの方が強みがあると思います。

このウルトラマンみたいなメカメカしいデザインをアニメで動かすにはCGの方がどちらかというと労力が少ないのかなと思ったりします。それに何よりCGの方がカッコよさは伝わるような気がしますね。

つまりは絵とCGでは感情表現とリアリティの表裏一体で、これを天秤に賭けた結果フルCGアニメっていう表現方法を選んだのが『ULTRAMAN』なんでしょうね。

ふと思い出したんですが、ちょっと前に『彗星のガルガンティア』っていうアニメがあったんです。普通に面白いアニメだったんですけど、あれは絵も良いしロボも良かったなって覚えていてyoutubeで探してみたんですど、基本はアニメで、ロボだけCGで作っていたっぽいんですよね。

ロボットアニメの最適な表現方法って感じがしたので、『ULTRAMAN』もこのバランスでやって欲しかったなと思いました。

「翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~」後編 劇場本予告
映画化されてたんすね。主人公変わってる感じか

フルCGアニメが出始めた頃は、「違和感あるけどだんだん慣れていくのかなー」って思ってた、嫌いな絵の漫画でもストーリー良ければ見慣れるみたいな感じで。でもいまだにフルCG表現には違和感ある

さいごに

ってわけでちょいと見かけた『ULTRAMAN』の第2話を見た感想でした。設定が良いだけに、「なんでフルCGアニメにしてしまったんだ!」って思いが残りました。

どんな話かは知らないので、今後はバトルがメインとかならウルトラマンがよりカッコよく映るだろうしCGで良いと思うんですが、人間ドラマも描くなら普通にアニメでやって欲しかったなって思いました。

その点、漫画はそんなの気にせず読めそうなので面白そうですね。

フルCGアニメでも『ケムリクサ』とか『けものフレンズ』くらいにキャラクターに振っていて、表現の幅も狭ければ、逆に見る側がキャラの感情を脳内補完するからよかっって記憶があるなあ、

コメント

  1. ヒロくん より:

    どうもご無沙汰してます、ヒロくんです。
    「フルCGアニメ」ですか、ふむふむ。
    自分は幼少の頃から士郎正宗を見て育ったので「CGアニメ」には肌に触れているので攻殻機動隊や、皆川亮二のスプリガンなどを好き好んで見てました。
    そもそも実写版ウルトラマンも仮面ライダーシリーズも特撮やCGは今の大人が見るとどことなく物足りなさを感じるものの、ハリウッドのスタントマンとは違うある種ギコチナイアクションが社会風刺の表現と相まって子供から大人を惹きつける魅力ではないかなと勝手に思ってます。
    『ULTRAMAN』のそれですが(本編を実際にちゃんと見てないのですが)ウルトラマンらしい良い意味での「ぎこちなさ」と捉えたらそれはそれで立派に一つのアニメとして完結してるように感じられました。
    どちらにせよ、今の家庭のTVでこのクオリティでアニメが見れる時代にとても感銘を受けました。

    • eda eda より:

      ヒロくんさん、コメントありがとうございます!
      ぎこちなさも表現のひとつなんですね。たしかに、ハリウッドとかとは”違う”ってことが個性の一つで、それを楽しめるものでもありますね。
      このクオリティがテレビで無料であって、しかも深夜帯ってとこが日本のテレビアニメって面白く進化しているなって思います

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