プロフィール
右枝

働きたくないアラフォー子供部屋おじさん。
音楽専門卒→フリーターバンドマン、夜勤15年→無職へ。
2021/12/1から無職ニート生活。
ニコニコ漫画に1ページ日常漫画投稿中↓
話し相手がいないからここに描く。

右枝をフォローする

アイドル文化という、子供がおっさんの気持ちをおっさんに向けて歌う奇妙な世界

雑記

日向坂46の新曲が割と良くて
初めてフルで聞いてみたんすが
なんか色々すごいなって思ったので
適当にブログを書こうと思います

オードリー経由で知った日向坂46

ぼくは昨今の46〜8系の
アイドル文化には詳しくないんですが
数年前から日向坂46の番組に
オードリーが起用されてから
オードリー目的でその番組を
見るようになり、
今では日向坂のメンバーは把握しているし、
何となく個々のキャラクターまで
わかるようになってきました

子供の成長を見守る視点

最初はオードリーの
オールナイトニッポンのゲストに
彼女たちが現れて、その時は
「せっかくのスペシャルウィークの
ゲストがよくわからん大量生産型の
アイドルかよ」って
思ってたんですけど、
見続けているうちに
彼女たちのキャラクターや、
そのキャラクター設定で悩む姿などを
見ていると愛着が湧き、
まるで子供が育っていくような目線で
見るようになり、

なるほど「会いに行けるアイドル」
と謳った48系のアイドルの仕組みは
こういうことなのか、
だから人気なのか、
とわかった気がしました

まあ甲子園なんですよね

未完成なものを応援して、
それは未完成であるからこそ、
煌びやかで完成された芸能人よりも
近い存在に感じられる、
未完成だからこそ成長過程に熱くなれる
ってんで見るわけです

どこかで聞いたことがあったんですが
48系のアイドルは
高校野球を楽しむような目線で
消費されているんだろうなって思いました

日向坂46『僕なんか』

っていうのは前置きなんですけど、
僕は彼女らアイドルがテレビ番組で
バラエティしているのしか見ていなくて、
肝心のアイドル活動である楽曲は
CM程度でしか聞いたことが
なかったんですよね

んで、今回の曲は割といいなと思ったので
いままで早送りで飛ばしていた
音楽部分を初めてフルコーラスで
(日向坂で会いましょうで
聴いたからテレビサイズかも)
聞いてみました

すると、その歌詞は主語が
「僕」で、
どうやらファンの心を歌っている
ような歌詞だったんですよね

僕なんか このまま遠くで盗み見ながら
情けない自分に諦めろと呟くだけ
初めから間違っていた愛しさの方向

日向坂46 『僕なんか』

ざっくりいうと
手の届かないような相手に
アタックする前に自分で諦めちゃうよねー

っていう歌詞なんですけど、
どうも僕がおっさんだからか、
「僕」は日向坂46のファンで、
手が届かないような相手は
日向坂のアイドルたち
っていうふうに
取れるんですよね

んでそれをアイドルである彼女たちが
「僕」っていう主語で歌っている
これは奇妙な世界だなぁと思ったわけです

卑屈なおっさんを自己肯定させてくれる歌詞

歌詞は結構興味深くて、
主人公は「僕なんか」って
卑屈になってるんですけど、
そいつが頑張ろうってんじゃなくて
「もし君が一瞬でも振り向いて
くれたら告白するぜ!」
的な感じなんですよ

これがとても現代風だなと

現代の「なろう系」な感じだなと

つまり自分が頑張らなくてよくて、
相手主導というか、
そういう幸福が降りてきたら
頑張るよ的な、
ともすれば
自分は変わらず楽な今の立場でいいんだよな
って自己肯定しちゃう世界観なんですよ

さすがは秋元康、
時代を読んでるのかな、などと思いました

アイドルっていうか子供に歌わせてる感じがした

んでこんな世界観を
二十歳ソコソコの子供が
おっさんに向けて歌っているっていうのが
奇妙な世界だなと思って
「一体何が起こっているんだ」
と思ったんですよね

アイドルって10代が多いので、
まあおっさんから見たら子供ですよね
普通に可愛かったりはするんだけど
おっさんから見るとやっぱりそれは
子供的な可愛さでしかないんですよ

彼女たちがたまに水着の写真集を
出したりすると、そういうのは
男として大好きなので見たい
と思ったんですが表紙を見た時に
「おいおいやめてくれよ…」
って思ったんですよね
全然エロ目線で見れなかった
それは子供がいる親の目線
だったのだろうなと

んでこの曲を聴いているおっさんは
自分の気持ちを子供に代弁させていて、
それを応援している世界なのだなと、
今のアイドルの世界はそういう世界に
突入しているっぽいですね

冴えないおっさんを
自己肯定されてくれる存在がアイドル、
そのアイドルは10代の子供、
実に奇妙な世界です

それでいて歌っている子供たちは
多分そこまで考えてなくて、
自分の10代の恋愛観で
「告白できない悩み」的な
ありふれた気持ちで
歌っているんじゃないかと

普通にとるとそういう歌詞でもあるので

ただこの主語が「僕」であり
それを女性アイドルが歌っているので
違ったように聞こえるっていう

この2重構造は
何だかすげぇなって思いました

女性ボーカルが僕って歌うのって
昔からあるし逆もそりゃあるんだけど、
より解像度が上がっているというか
面白いことしてんだな
っていうのでびっくりしました

今やアイドル文化って
子供がおっさんの気持ちを
おっさんに向けて歌う
奇妙な世界なんだなと、
なんとも言えない気持ちになりました

コメント

タイトルとURLをコピーしました