プロフィール

働きたくないアラフォー子供部屋おじさん。
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オードリー若林「ぺこぱは時代の転換点」多様性の時代に生まれるべくして生まれた漫才

お笑い

数週前のオードリーのオールナイトニッポンで若林さんがぺこぱの漫才を「時代の転換点」と分析していたのが面白かったです。

ボケにツッコまないで認めるぺこぱのあのスタイルは、たしかに時代の転換点とも取れるし時代の変化と共に生まれてきた笑いなんだろうと思います。

オードリー若林「ぺこぱは時代の転換点」

若林さんはM-1 2019のぺこぱの漫才を見て感動のあまり泣いてしまったようです。さらにぺこぱの漫才が発明だとしてこう分析しています。

多様性とツッコミって相性が悪い。ツッコミって、指摘とか否定とか非常識ですよってことだと思うんだけど、そういうことって多様性を飲み込む

オードリー・若林、M-1「ぺこぱ」に感涙「ものすごい発明。時代の …

ぺこぱの漫才は見ているこっちも優しい気持ちになれる、それでいて笑える不思議な気持ちになる漫才でした。

ぺこぱの漫才はボケを突っ込まないで認めるスタイルです。これが新しい。

どんどん多様性が認められていく社会にあって、ツッコミは普通じゃないことを訂正する行為なので、時代の流れとは相性が悪いんですね。

それを逆手に取るというか、そんな時代の空気を読んでか突っ込まない漫才の形をやっているのは発明だと。

ネタを作っていて自分もツッコミである立場の若林さんにとっては衝撃が大きかったのだろうと思います。

たしかに、ツッコミってマウンティング

ツッコミとはボケの訂正です。「こいつアホなこと言ってますわ、笑ってやってください」ってことです。

ボケが間違っていることを見ている方も理解している上でツッコミ役がちゃんと訂正してくれるから安心して笑える。そういう仕組みです。

でも、最近の多様性の社会の中で、捉えようによってはボケがボケじゃない「そんなこともあるよね」って捉えられてしまうことも出てきたんじゃないかと思います。

足りてない人を笑うものがあるけど、足りてないものを「足りてなくてもいいじゃないか」っていうのが多様性であって、社会はそちらに向かっています。

この場合、突っ込んでしまうと、ツッコミが非常に上からに見えて、ともすればマウンティングに見えることがあります。そうなるともう笑えないわけで。

たしかに、多様性とツッコミは相性が悪いなと思います。

多様性。違いを認め合っていこう精神

普通の枠組み、ルールなどから逸脱していることが笑いになります。大多数と違うことをするのがボケです。

普通はそんなことやらないからボケとして成立するわけですが、普通やらないことも「その人はやりたいんだからそれは認めてあげようよ」って風潮に社会は向かっているんですね。

トランスジェンダーとかね、昔は同性愛者を笑っていた時代があったわけで、ぼくらが生きて感じられている程度のスパンでも笑いは社会の風潮とともに変わっていっています。

同じM-1 2019の感想をテレビ東京の佐久間宣行さんがオールナイトニッポン0でこう言っていました。

見取り図がお互いの容姿をディスり合う笑いを展開していたネタで、有名人の容姿に似せてディスったときだけそれまで笑っていた客がサッと引いていた。

佐久間さんは「今はこういうので笑わなくなったんだ」と感じたそうです。

これも昔は笑っていたはず、笑う人が大多数だったはずで、やはり少しずつ笑いは多様性を認める方に進んでいる、社会と同じように進んでいるんだと思います。

多様性の時代とぺこぱの笑い

ぺこぱの漫才を「突っ込まないんかい!」って笑えているうちは多様化していないですよね。

ぺこぱで笑えているってことはボケがまだボケとして、非常識として成立しているわけです。これがもっと進んでいけば、多様性を認める空気が定着すれば、ボケが笑うことではなく当然のことになるんだと思うんです。

でも今は笑えている。だからぺこぱは多様性を認める時代の転換点と言えるんじゃないかと思います。

時代の流れを読んであの漫才ができたわけじゃないと思うけど、狙っていなくとも現象としてぺこぱの笑いが生まれたし受け入れられたわけで。つまり今の時代にちょうどマッチしたんですね。

時代の変化とともに考えるとぺこぱの登場は必然のようにも思えます。生まれるべくして生まれたような。

多様化の時代に合わせて、ぺこぱを機に笑いも少しずつ変わっていくのかも知れません。その少しずつの変化に杭をガーンと打ち込んだのがぺこぱなんだろうと思います。

数10年後、お笑い年表を見たときに「ここから変わっていったよね」って言われる転換点にぺこぱがいる気がします。

社会が変われば笑いも変わる

突っ込まないツッコミはこれまでもあったけど、ボケを認めてポジティブに切り返すのはこれまでにありませんでした。それだけでも漫才の発明なのに、時代の空気まで掴んでいるぺこぱはちょっととんでもなく凄い漫才をやったんじゃないだろうかって思います。

最近はコンビ仲の良い芸人が増えていたり、そういう芸人が人気になる傾向があるように見えます。また、いじりの笑いがいじめだと叩かれたりしています。少しずつ変わっています。

笑いは普通とズレることで生まれるので、普通という社会の前提が変わることで笑いもまた少しずつ変わってきているんですね。

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