プロフィール

働きたくないアラフォー子供部屋おじさん。
音楽専門卒→フリーターバンドマン、夜勤15年→無職へ。
2021/12/1から無職ニート生活。
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話し相手がいないからここに描く。

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【ドキュメンタルシーズン7】笑ったか、笑っていないかの基準はどうなってる?

お笑い

ドキュメンタルシーズン7がついにやってきました!
一気見したので感想を書いていきます。

個人的には今回のシーズン7はこれまでのドキュメンタルの中でも上位に食い込むくらいの面白さでした!

ネタバレ(誰が勝ち残るかとか)は少なめでやっていきますので、見ていない人も見た人も興味があったら見てやってください。

なんかCMがポップになった、、

シーズン6の反省を生かしたメンツ?

シーズン7の参加者はこのようになりました。

ハリウッドザコシショウ
せいや(霜降り明星)
みちお(トムブラウン)
小籔千豊
加藤歩(ザブングル)
宮迫博之(雨上がり決死隊)
ハチミツ二郎(東京ダイナマイト)
たむらけんじ
ノブ(千鳥)
後藤輝基(フットボールアワー)

どうですかね?かなり面白そうなメンツじゃないでしょうか?

個人的には一番注目していたのは初参戦の小藪。
小藪といえばすべらない話をはじめ、巧みな話術が特徴の芸人さんです。

なので、じっくり話を聞く体勢にならないし突発的な笑かし合いであるドキュメンタルのような環境は、どちらかというと合わないような気がしたんですよね。

でも、笑いの実力はものすごいと思うので、初めてのドキュメンタルの環境でどう戦うのかがすごく楽しみで。

小藪はその期待を裏切らず面白かったです。なんというか、CMにもありますが笑いを我慢している顔が面白かったです。自分のネタは少なめで、立ち回りのうまさがあるなあという感じでした。

他にも初登場組がよかったです。今ノリに乗っている霜降り明星のせいやがかなり活躍していました。

2018年のR-1の時は正直あんまりぼくはハマらなかったんですが、ドキュメンタルではかなり面白かったです。

トムブラウンのみちおも異質な感じがあって面白かったですね。芸人にも世間にも「まだ知られていない」という強みを生かしていたと思います。何をやるかわからない狂気のようなものがあって、そこが笑いと結びついていました。

さてさて、このメンバー何か気がつくことがないでしょうか?

そうです。女芸人がいないんです。

なぜこうなったのか?
それは前回のシーズン6の反省が生かされているとしか考えられません。

というのも、前回のシーズン6は新たな試みとして「女芸人多め」が掲げられていました。

その結果はあまりいいものじゃなかったと思います。ぼく個人の意見としてもドキュメンタルの中では最も劣るシーズンだなと思ったし、アマゾンのレビューも酷評が多かったです。

それを踏まえてかはわかりませんが、今回は女芸人の参加者はゼロ。前回の結果から軌道修正してきた感じがあります。

ここまで思い切った変更は「シーズン6の試みは失敗だった」と認めているようで潔いなとも思いつつ、普通に一人二人は女芸人いてもいいのにと思ったりもしました。

笑ったか、笑っていないかの基準はどうなってる?

笑ったら負けのドキュメンタルで、いつも気になるのがすでに笑っているように見えるのにセーフになっているところ。つまり笑い顔の判定基準のあいまいさです。

ここに「人によって」というひいきがあるように見えてしまうのです。笑っているように見えてもセーフになる芸人もいるし、ちょっとの笑いでもアウトになる芸人もいる。その判定はあいまいなように見えます。

今回もそうでしたね。ぼくが見たところでは霜降りせいや、フット後藤に甘い感じがしました。

笑い顔はダメという最初の注意はありつつ、でも人によっては笑い顔であっても吹かなければオッケーという感じがありました。

ドキュメンタルはアウトセーフの判定があいまいで、不公平にも思えてしまいます。けれどもぼくは、これがドキュメンタルのいいところだと思います。

なぜかというと主催者の松本人志がジャッジしているからです。

松本は場の空気を考えてジャッジしています。笑ってはダメというルールの中で、アウトセーフの基準はその時の空気だったり、この先の盛り上がりも考えて柔軟にジャッジしていると思います。

「面白いから残らせてまだ見たい」もあるし、「強すぎるからちょっと笑っただけでもアウト」もある。そのバランスを松本が責任を持ってとることでドキュメンタルの空間を最後まで面白いものにしています

まさにHITOSHI MATSUMOTO Presentsの説得力とでもいいましょうか。

ドキュメンタルは誰かが勝つのを見たいわけじゃなくて面白いものを見たいのでこれでいい。ただ緊張感はあったほうがいい。その辺のバランスを松本がうまくとっているからドキュメンタルは面白いんですよね。

ipponグランプリの基準と似ている

これはフジテレビのipponグランプリでも似たような現象があるなあと思います。

ipponグランプリは、一緒に戦っている芸人が票を投じて面白かったかどうか審査しています。

そこで絶対的な強さを誇るバカリズムにはみんなちょっと判定が厳しいんですよね。それはバカリズムが一人勝ちしても盛り上がらずにすんなり終わってしまう感じになるのを防いでいるようにも見えます。票を拮抗させた方が盛り上がる、その方向へ持って行っているんですね。

こういうのは良いひいきだなと思います。何も正確な判定を要求されるスポーツをやっているわけではなく、番組が面白いものになれば良いというのが前提にあるので正解なんですよね。

この辺りの笑いの基準というのは、格闘技じゃなくてプロレスをやっている、と解釈すればすんなり理解できることですね。ショーマンシップな訳です。そもそも、笑いやアートに順位をつけることはできません。

初参戦ザブングル加藤について

小籔千豊、霜降り明星せいや、トム・ブラウンみちおと並んで初参戦だったのがザブングルの加藤。加藤がちょっとぼくは期待外れというか微妙な感じでした。

面白いネタもあったし手数が多くて頑張っていたんですけど、何がしたいのかわからないことも多かったです。

手数の多さが悪い方に出た感じで、はっきり言ってしまえば加藤の面白くないネタに時間を奪われるということが起きていました。

周りの芸人も実力者だし、人の芸を尊重する一流の芸人ばかりなので、一人が何か始めるとちゃんと乗っかります。(これは多分ルールにはないものだと思いますが、芸人のマナーとしてみんな持っているんですね。勝つために人のネタを潰したりはしません)

でも乗っかったところで加藤のネタにはゴールがありません。なので加藤のネタで起こるのは実力ではなくハプニングで起こる笑い。もちろんそれが面白いんですが、悪く言うとハプニング待ちです。

つまり加藤の実力でやっていることって少ないんじゃないかと見ていて思ったんですよね。正直なところ「もっと他の人のネタが見たいんだけどなー」って思う時間がありました。

個人的に印象が悪かったのが、終わった後に各々の芸人が感想を言うインタビューで「自分の芸はゴールがない」と加藤が自覚していたこと。芸にゴールがないって、それはもはや芸じゃないのでは?周りに投げてしまっているだけではないか?と思いました。

ただ、こういう感じで、芸人のむき出しの部分が全て見えるところもドキュメンタルの面白いところです。加藤の芸のゴールのなさが丸裸になってしまって「なんだそれ」と笑える感じにもなっていました。

10人に1人はこんな存在がいると面白いのかもしれませんね。

ドキュメンタルで最強の芸人

最後にドキュメンタルシーズン7の注目ポイントを一つ。まあ好き嫌いは分かれるんでしょうけど、何よりもハリウッドザコシショウです。とにかく彼です。

もう、最後は本当に涙が出るくらい笑いました。なんかもう芸人たちも彼が面白すぎて感心しているレベルというか、負けを認めざるを得ないと思っているんじゃないかと。強すぎでしたね。

もう呆れるくらい面白かったです。ドキュメンタルという環境下では最強の芸人だと思います。

なんかこう、面白すぎて書くことはないですね。とにかく見たほうがいいとしか言えないです。

ドキュメンタルを見たいけど時間がなくて全部のシーズンは見れないという人はとりあえず彼が参加しているシーズン7とシーズン5は見たほうがいいと思います!

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