プロフィール

働きたくないアラフォー子供部屋おじさん。
音楽専門卒→フリーターバンドマン、夜勤15年→無職へ。
2021/12/1から無職ニート生活。
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話し相手がいないからここに描く。

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映画『ミックス。』を興味がないのに最後まで見れた理由

なんとなくテレビをつけたらガッキーが可愛かったのでつけっぱなしにしていた映画『ミックス。』が面白かったので感想を書いていきます。

最初から見ていないし、CMで離脱したりしたのでまるまる全部は見ていないんですけど物語は理解できたし面白く見れました。

こういう感じでライトに楽しめる映画というのもなかなかいいものですね。やめられない止まらないというか、食べはじめたら一袋最後まで食べてしまうポテトチップスのような映画だったなあと思います。

映画『ミックス。』あらすじ

『ミックス。』は新垣結衣と瑛太が主演の卓球映画です。なんとなく漫画原作だろうなあという感じがしたんですけど、意外にオリジナルだったようです。

元天才卓球少女の主人公富田多満子は恋人で会社の卓球部エースを同じ卓球部の女に寝取られてしまう。田舎へ逃げ帰った多満子は卓球でのリベンジを果たすため全日本卓球選手権大会男女混合ダブルスの部への出場を目指すというストーリー。

動画でも分かる通り、豪華俳優陣(豪華というのかCMとかでよく見る俳優が多いから全員知っている)起用が起用されています。

それに加えて現役のプロの卓球選手が出演しています。

それも、有名じゃないけど本格的な卓球シーンのためにプロを起用したというわけじゃなく、バリバリ第一線というか、卓球をよく知らないぼくでも知っている、水谷隼、石川佳純、伊藤美誠などなどスター選手が出ていたので驚きでした。

ストーリーには適度にスポーツ要素、コメディ要素、恋愛要素が配置されていて「いかにもテレビ映画!」というようなエンタメ映画でした。

当てに行っている映画だなあという感じがしましたね。

さらっと楽しめるしっかりとしたエンターテイメント

こんなことを書くのもアレですが『ミックス。』は、ぼくが好むような映画ではありません。興味のないジャンルの映画です。

今あらためてあらすじを読んでみても映画のCMを見てみても興味はそれほどわかないし、個人的には見ない映画だなとスパッと切り捨てられる映画です。

なのにぼくは全部見てしまいました。それはもちろん面白かったからですし、エンタメとしてしっかりできているからです。「ちょっと見てみようかな」と思わせた客を逃さない、離れさせない上手さがきっちりとありましたね。

ぼくが見続けてしまったのはなんと言ってもその圧倒的なわかりやすさかなと思っています。

一度敗れたものがまた仲間たちと頑張って勝利を目指すというようなわかりやすいストーリーがまず簡単に理解できます。

その上で、誰がどう見ても嫌なやつが相手だし、頑張っているのに報われていないいいやつが主人公です。少年漫画のようにわかりやすいですね。

というわけで、あんなに美男美女が出演しているのにもかかわらす感情移入もしやすい。

その上テンポもいいです。主人公ペアは一度挫折して醜態を晒すわけですが、その後努力して実力をつけます。

ここはゲームでいうとレベル上げの期間であり、リアルの人生だとめちゃくちゃ大変な下積みの期間ですが、映画ではダイジェストのような形で描かれます。

ここがテンポが良くて良かったと思うんですよね。成長していく気持ちよさとか爽快感が詰め込まれていました。見ている方も成長しているような感じというか自分も頑張ればできるかもと思わせるものがありました。ま、見ているだけで自分は何も変わらないんですけど。

というわけで、たまたま出会った人が卓球の名コーチであるとか実は利き手が逆で、、とか、主人公が実力をつける出来事は結構駆け足です。

ここにリアリティを求めた場合は「いやいやそう簡単に行くわけないじゃん、現実離れしすぎ、つまらん」となって見るのをやめてしまいそうですが、この辺りにうまくコメディ要素が散りばめられているので白けずに見れました

まあそんな感じで、テンポが良くてわかりやすくて奇をてらっていたり小賢しい仕掛けとかがないので、自分の頭を働かせて色々推理して見たりする必要がないんです。

ということはトイレにも立てるし片手間でみられるわけですね。テレビというメディアにもってこいな感じがします。

を使わずみれてなおかつ面白い、このライトさがとても良かったですゆるくさらっと楽しめるしっかりと作り込まれたエンターテイメント映画だなと思います。

ポテチのような映画

『ミックス。』はラストがどうなるのか、なんとなくゴールは見える物語です。

ですが、ラストが想像できてしまうから見るのをやめるのではなく、最後に勝って終わるのか負けて終わるのか、それだけはとりあえず見届けたいな、と。見ている最中にそう思わされたんですよね。

この感じ、なんかポテトチップスに似ているなと思いました。一度食べ始めたらなかなか食べるのをやめられないあの感じです。

ポテチってぼくはそんな大好きなわけじゃないんですよ。なんとなく一口食べたいなと袋を開ける。んで食べてみたらまあ普通に美味しいから結局袋を開けるまで食べてしまう。やめ時を見失ってしまうんですよね。

『ミックス。』はそんな映画だったし、エンタメというのはそんな「やめられないポテチ」のような状態を作るのが必要なんだなあと教えてくれた映画でした。

映画は2時間拘束という大きなハードルがあるので、どうせみるなら自分が興味があるものをと思ってしまうんですが、自分のチョイスなら絶対見ないだろうなという映画を見てみるのも楽しいものですね。

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