プロフィール

働きたくないアラフォー子供部屋おじさん。
音楽専門卒→フリーターバンドマン、夜勤15年→無職へ。
2021/12/1から無職ニート生活。
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話し相手がいないからここに描く。

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中国企業が作ったロボの暴走を止め、富士山を守る【パシフィック・リム:アップライジング】

映画

世のエンタメにはいろんな”2”があると思います。

最初からシリーズ化を狙った作品、ヒットしたから2を作った作品、エピソード0って形の作品。

『パシフィック・リム:アップライジング』は多分、ヒットしたから2を作った作品なんだろうと思います。

ストーリー的には続編を作る予定がなかったはず。なぜなら1の時点できれいに完結しているからです。

で、人気があるから2作ってもまあまあヒットするんじゃね?て形で作られたんじゃないかなと。

なぜかというとストーリーが結構雑なんですよね。前作からの物語の繋げ方が強引で、これ、どうもっていくの?っていう面白さがあって、つい最後まで見てしまいました。

見終わった後で、なんとなくネタバレもクソもない映画かなと思ったので、物語を思い返しながら感想を書いてみます。

なので、ネタバレを気にするようでしたら読まないでください。

パシフィック・リム:アップライジング

パシフィック・リムは日本のロボットアニメをリスペクトしてアメリカが作ったロボット映画です。1が2013年、このアップライジングは2018年公開の映画です。

裂け目と呼ばれるところから怪獣(作中でもkaijuと発音されてました)が発生、イェーガーと呼ばれる巨大ロボットがやっつけるって話です。

考えてみると、ロボットに人間が乗り込んで操縦するっていう設定は日本ではたくさんあるけど、アメリカにはあまりないんですね。

アメリカの場合は人間自身が変身して戦うってものが多いです。スーパーマンとかスパイダーマンとか〇〇マンって形で。日本で言うところの仮面ライダーですね。

そもそも巨大ロボットってのもアメリカにはない気がしますね。

そんな日本の巨大ロボットものを、アメリカ映画の潤沢な資金で作ったらどうなるか?ってのがパシフィック・リムなんですね。上映当時は結構注目されていた記憶があります。

で、この2ですが、裂け目を塞いで怪獣がいなくなった10年後の世界の話です。

巨大ロボたちは防衛としてなのか、10年経った今でも作られていて、中国企業なんかは無人でリモートで動かせるロボの大量生産をしていたりします。

そんな世界観のアップライジングは、ざっくり言うと中国企業が作ったロボの暴走を止め、富士山を守る物語です。

わりとアジアがフィーチャーされているんですよね。

怪獣が発生する裂け目は塞いだけど、地球に残っていた怪獣の死骸の脳が中国のリモートロボをのっとる的な展開になっています。

一時は中国のリモートロボが世界を襲う感じになるので、中国対世界かよ、思い切ったな、、」と一瞬ゾワッとしたんですけど、まあそんなことはなく、前作で世界を救った科学者の一人が怪獣の脳とシンクロしたためにマッドサイエンティスト化して世界を滅ぼそうとするって流れです。

なんか盛り盛りな感じで勢いが面白いです。

富士山がどう繋がるかというと、富士山のレアアースです。怪獣と富士山のレアアースが混ざると怪獣がより強くなるらしく、富士山を目指す怪獣とそれを阻止しようとする人類側の攻防、って感じです。

エヴァンゲリオンっぽさ

考えてみるとぼくは巨大ロボットものってエヴァンゲリオンくらいしか知らないんですよね。ガンダムはプラモは作ってたけどちゃんとみたことはないんです。

っていう情報量の少なさだからか、パシフィック・リムをみていると「エヴァっぽいなー」と思うところが多かったです。

まずは巨大ロボットの動かし方ですね。作中ではドリフトと呼ばれていましたが、エヴァのシンクロと同じような解釈です。

エヴァはロボではなく人造人間で、エヴァと搭乗者のシンクロ率が高ければ良い、それには少年少女が良いって設定です。

一方パシフィック・リムでは搭乗者が2人です。この2人のシンクロ率が高ければ高いほどロボをスムーズに動かせるって設定。

なので兄弟とか恋人同士とかが強くなるというわけですね。

エヴァもパシフィック・リムもこの辺のルール設定がちゃんとしてますね。少年だったり、兄弟、男女にした方がドラマチックに作りやすい、ここの言い訳をちゃんと作っています。

だって、操縦士なんてその道ウン10年のおっさんの方が優れているはずですが、それじゃドラマにならんしね。

あとは量産型ロボが襲ってくる感じもエヴァっぽいなと思いました。見た目も似てます。色が白で、量産型エヴァをそのまま太らせた感じ。

あのまま、中国企業が自社利益のために武力で世界を相手取るって展開になっていたら神映画になっていたかも。それが見たかったです。

パシフィック・リムと日本

アップライジングではラストの戦いは主に東京が舞台になっています。東京のビル群で巨大ロボが怪獣と戦ってる絵はなんか見慣れた日本のアニメって感じでしたが、ロボと怪獣の造形のセンスがやっぱり日本と違うなって感じで面白かったです。

ちょっと気になったのが逃げ惑う人々。なぜか日本人に見えなくて中国人に見えたんですよね。ぼくだけでしょうか?

ちょっとした違和感があって。なんだろう、中国人の方がこざっぱりしているイメージがあるんですよね。ピシッとした髪型が多いというか。

まあ、こんなの気にするところじゃないけど、海外にはアジア人の違いはわからないだろうなとか思いました。まあ逆も然りですけど。

あとはロボたちの戦い方がアメリカっぽい大雑把な感じだなーって思いました。

ビルをなぎ倒して怪獣にぶち当てるって戦い方するんですよ。モブたちの命は完全無視です。

怪獣がビルを破壊して攻撃に利用するならわかるけど、人間側がビルを武器にするって結構エグい絵だなあと思いました。

逃げ惑う人々がいる時点で、まだ避難が完了していない東京が舞台なはずなので、ビルにもまだ人はいるはず。そのビルをロボが倒して怪獣にぶつけて闘う。これは日本人じゃ絶対作らないだろうなと思いました。

でも、ビルをなぎ倒す巨大ロボットって絵が撮りたかったんでしょうね。それをやっちゃう感じがアメリカだなって思いました。

アクション映画は勢いと迫力!

いやーなんだかんだアクション映画ってやっぱり面白いですね。で、やっぱりアクション映画はアメリカですね。迫力と大味な感じが最高です。

正直なところブログを書いたりしながら片手間で見ていたんですが、それでも十分楽しめました。

この絵を撮りたかったんだろうなーそのためにストーリーをこう作ったんだろうなーって感じ、その勢いと強引さが楽しめました。

今作は1と違って続編へ含みも持たせていましたし、こういう派手派手なアクション映画ならいくらでも続編が作れそうですね。

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