最近は暇なので
ハードディスクに溜まっている映画を
消化している毎日です
『バーニング』、『銀河鉄道の夜』はよかった
1日1本くらいのペースで見ています
昨日は『バーニング』を見ました
村上春樹の短編「納屋を焼く」の
映画化で韓国の映画ですね
これが考える余白がすごくあって
結構良かったです
韓国映画を見たのは初めてのような
気がするけど、俳優陣がめっちゃ良くて、
あまり喋ったりしないのに
感情が伝わってきて、
それを想像する間もあって本当によかった
村上春樹の世界観がよく出ていました
その前は『銀河鉄道の夜』
これは1985年のアニメ映画です
宮沢賢治の原作ってそういやちゃんと
読んだ記憶ないなってことで
録画しておいたもの
これはめちゃくちゃよかったです
老若男女見た方がいい系の感じでした
これらの2つの映画は
何があるってわけじゃないんだけど、
”いい感じ”なんですよね
自分の気持ちがすごく動くし、
自分のことも考えるし
世界のことも考えるし、
そういう良い映画でした
『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』
んで今日
今さっき見終わったのが
『音量を上げろタコ
なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ』
です
まあ音楽系映画は見ときたいなってのと
吉岡里帆ってんで録画しておいたものです
2018年の映画ですね
『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(おんりょうをあげろたこ!なにうたってんのかぜんぜんわかんねぇんだよ!!)は、2018年10月12日に公開された日本映画。監督は三木聡、主演は阿部サダヲ。
脅威な声を持ったロックシンガー・シンと声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうかが謎の組織に追われるロックコメディ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!
これが最近見た中では
ダントツで面白くなかったです
時間返せ系の映画でしたね
どうしてこんなものを世間に
放ってしまったのか、
どういうつもりなんだと怒りを覚えるレベル
なんというか、
楽しんで作っているんだとは
思うんですけど、
なんかふざけて作ってんじゃなかろうかって
思ってしまいました
画面がうるさい割になんかテンポが悪いし、
内容がなさすぎるし、
説得力もなさすぎるんですよね
なんかもうガチャガチャしてるだけ
音楽映画は音楽に説得力がないと厳しいのかも
阿部サダヲ演じるロックバンドの歌手が
人間離れした声ってんで
人気という設定なんですが、
その曲がなんかまあまあ加工されて
まとまった歌声だったので
最初からどうにもついていけませんでした
映画だと実際に曲が流れるし
歌声もあるわけだから、
そこに人間離れした歌声という設定ならば
やっぱり期待してしまうので、、、
あの、その辺によくありそうな曲と
まあまあ加工された歌声では
ちょっと無理があります
もちろん歌声や曲は人それぞれの好みですが
ドーピングとかもしてるし、
少なくとも特徴的な声だったり
異質な声だったりする必要があると
思うんですよね
漫画とか小説なら成立するプロット
なのかなって思いました
コミカルだけどわちゃわちゃしてるだけで入ってこない
展開が割とノリと勢いで
つなげている感じで雑に見えました
どう見ていいのか困りました
最初の展開の掴みが終わると
コミカルな感じのキャラクターが
出てくるんですけど、
掴みがダメだからもうコミカル演技が
ずっと滑って見えてくるんですよね
ああ、そいういう演技
求められてるんですね、的なね
冷ややかに見てしまう
俳優は松尾スズキとかふせえりとか
ふざける系でよく見るメンツが
並んでいたんですけど、
それで面白くない感じに
仕立て上がってる映画は
初めてだったかもしれません
そんなにコミカルに作ろうと
してないような気がしたんですよね
単純にぼくの笑いのセンスが
合わなかっただけかな?
引っかかる面白ポイントがもっとあれば
コメディ映画として楽しめるはずなんだけど
面白ポイントがぼくにとっては
ひとつもありませんでした
すぐ映画の内容がわかるんだけど、そこから何もない
あとはまあ「音量を上げろタコ
なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ」
っていうタイトル回収が
割と前半の方にあって、
はいそうですねじゃあ吉岡里帆が
声はって歌えるようになって
エンドなんですねって、
映画が始まって5秒くらいで
吉岡里帆が小さい声で歌っている時から
エンドがわかってしまうストーリーだから、
よほど見せる演出とか
入り組んだストーリーとかを
作らないと見ていけない、
っていうか、結果が見えているから、
そこにたどり着くまでの
わちゃわちゃがずっと冷めて見えるというか
なんか工夫しろよ、
見所作れよって思っちゃうわけで
という感じでまあ本当に
時間返せって思いましたね
興行的にも爆死したようで、
そりゃそうだろっていう感じです
吉岡里帆と千葉雄大使っといて
この内容であればファンは
怒り狂ったんじゃないかと思いますね
ネットにディスが溢れる理由
うーんこんな感じで、困ったことに
映画ってつまらなかった作品の方が
言いたいことが溢れてきて
こうやってブログに書きたくなるんですよね
本当は冒頭に書いた
2作のことを書きたいけど、
面白かった以上のものが出ないし、
見ればわかる、それだけだ、
っていう感じで語彙力なしのぼくには
何も言いたいことが
出てこないんで書けないわけです
つまらない映画は
時間返せっていう怒りもあるから
その怒りを鎮めるために
こうやって書くことも必要に
なってしまうんですよね
あとは指摘したいポイントがあるから
言いたい、言わせろ的な
もしかしたら罵詈雑言溢れる
ツイッターやらネットの世界って
こういう仕組みなんですかね
日ごろ鬱憤が溜まっている人が
とにかく文句を言いたいから言っている、
っていうんじゃなくて、
面白いこと、よかったことは
もう満足していて何もない
その反面、面白くなかったこととか
怒りは自分の中に止めることが
できないから外に出す
結果的にネットには罵詈雑言が
増えてしまうっていうことなのかも
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