どうも、無職の
右枝@eda_kokonikakuです
また映画を見ました
期間限定無料で観れるから見ました
2016年の大ヒット映画「君の名は。」が
アマプラでゴールデンウィーク期間だけ
公開されてたんですよね
以下、
ネタバレも多少含む感想になります
種明かし的なネタバレはしてません
が、見た人の方が楽しめるかもしれません
君の名は。の個人的予備知識
まあヒットしたアニメ映画ということで
僕も見よう見ようと思っていて
テレビのハードディスクには
2017年から眠っていたと思うんですが
結局見ないでハードディスクが逝ったので
見ていなかったんですよね
まあ逝ったのは最近だから
6年放置したいたわけですが
予備知識としては
少年と少女の中身が入れ替わって
なんか隕石飛んできて感動、
くらいのものしかなかったので
なかなか見る気にならなかったんですよね
つまりあまり期待していなくて、
というのも爆売れした映画だし、
やっぱり厨二の頃から
大衆向けのみんな見てる映画なんて
面白いわけないだろう的な、
今思うとそれじゃ人生楽しめないぞ
っていう斜に構えた考えがあったからです
んで、ここで言いたいのは
そんな大衆向け嫌い人間の僕でも
感動できた名作でしたよってことです
オープニング気持ち悪い
なんかオープニングは引いてしまいました
「おーぅちょっと嫌いな空気の
しんどい映画始まったな」
ってう感じでした
まあクライマックスの、
物語のテーマから入った感じ、
まず
「あれ?これは何のことを
言ってるんだろう?」
って観客に思わせるフックがあるんですが、
なんか「うざっ」
って思っちゃったんですよね
すごい感情込めて
声優が頑張っているなぁとかもあるし、
頭にこれを持ってくるの小賢しいなとか、
まあそんなわけで僕としては
オープニングが気持ち悪いなと思いました
20分くらいだるい
というわけで僕の性格の悪さから、
入りがイマイチだったので
男女入れ替わりでそれぞれの
生活感の説明とかの時間が
見ていてだるかったです
ただこのだるさで
この主人公の男女に見慣れるので
まあ大事なところなんだろうと
このだるさは
映画とか見るのに時間かかるものが
もう見れなくなってきてるっていう
僕の問題かもしれないですね
ここで良かったのは女主人公の妹です
妹だけどしっかりしてるタイプ、
っていうのが新鮮でした
こういうアニメ映画の妹といえば
トトロのメイが思いつくんですが、
真逆で良かったです
まあ女主人公に対してツッコミが欲しいから
こういうキャラになったんだろうと
思いましたが、
そういうのは勉強になるなあと思いました
一気に見やすくなりますね
んで20、30分経って
この映画のテーマが見えてくると
すごく面白くなりました
夢の記憶が抜けていく感じ
恵まれた容姿に生まれたリア充男女、
そんで中身が入れ替わるっていう
トリッキーな話に
おっさんが感情移入できるわけないんですが
わりと共感して見ることができました
というのも入れ替わる時の記憶の薄れ方が
夢の記憶のように抜けていく
っていう表現があったからです
夢って見てる時、起き抜けは覚えてるけど、
覚醒していくとどんどん
なくなってしまうじゃないですか、
あの喪失感て僕はなんか
しみじみ感じることが多いんですよね
ああ、あの感じで記憶が薄れていっちゃう
喪失感かっていうのでなんか共感できました
2人の記憶にまつわることも
夢の話との繋げ方も良くて
物語に入っていけました
境界を示すカットが良い
「君の名は。」ではしつこいくらい
同じアングルでの
ドアの開け閉めのシーンが挟まれています
流石にあれだけあると
僕のようなアホでも気づくので
「これは何なんだろう」って考えます
まあ多分2人の男女の境界線、
あの世この世の境界線の暗示、
サブリミナル効果?
とかなんだろうなっていう
あれだけあると記憶にも残るし
「君の名は。」といえばこのカット!
っていう特徴にもなっていると思うので
なんか物作りのテクニックとして
いいっぽいなと思いました
歌がうるさい
まあこれは完全に個人的な趣味に
なってしまいますが、
劇中に挟まれる曲がうるさかったです
いいシーンでめちゃくちゃいい絵で
それだけで満足なのに
歌詞ありの歌が流れてくるので
僕にはトゥーマッチでした
絵をもっとじっくり見たいって時に
情報量が多すぎるっていうか、、
さだまさしが富良野の大地を見て
この景色には歌詞は必要ないつって
あ〜って歌ってますがその気持ちですわ
まあ令和時代の若者は
情報処理できるんだろうけど
個人的には
ピアノメインのオーケストラとかで
いいじゃんって思いました
歌詞は物語にかかってるからいいけど、
登場人物の誰でもない男の声で
歌われている曲なので
まあなんというか僕としては
ブレる感じなんですよね
その歌い手は物語に出ていない第三者、
つまり神の視点になるので
劇中にそいつが歌い出すと
気になっちゃいます
スッと入ってこない
ただこれは下手くそだけど
絵を描いている僕だから
絵をすごく見たい、
音楽も10年以上やってきたから
音楽に何がうざいこだわりがある、
っていうことが原因で
多くの人は気にならないのかもしれません
頑固オヤジ説得シーンがない
クライマックスで美味しいところとして
頑固オヤジが障壁になるシーンがあります
なるほどこういう壁を設置して、
それを乗り越えることでドラマを産むんだな
って感心したんですが、
その最後の一番いい感じに
なるであろう部分、
頑固オヤジ説得シーンは描かれず
結果だけがドン!っと出るんですよね
確かにテンポが良くて
爽快感というかカタルシスがあるんですけど、
あそこは人間ドラマ見たかったな
って思いました
見どころがいくつもある映画って
いいじゃないですか
あそこを描けば
おっさんの世知辛さとかも描けて
おっさん世代も取り込めるかもしれないし
より共感する世代が増えるのに
って思ったけど
まあ日本映画歴代5位の超絶名作っていう
結果を打ち立ててるので
なくて良かったんですかね
売れる映画
個人的な好みで言うと
好みではなかったけど
「うわーこれめちゃくちゃすげー」
ってなって感動して涙鼻水ダラダラ流れて
見て本当によかったと思える映画でした
僕の好みで言うと、
ラストシーンまでは描きすぎだな
って思いました
あの一歩手前の
夜の歩道橋ですれ違うシーンで終わってると
僕的には自分の映画好きな映画ランキングに
入ってくる感じでしたね
きっちり最後まで描く
スッキリ感はあるんですが
余韻がないよな、
色々あの先を想像できないよな
っていうところで好きではない終わりでした
何か少しだけ物足りないところで
終わって欲しい感がちょっとあるんですよね
あれだけキッチリ終わると
僕はもう一度見ようとは思いません
まあ何度も見れる映画がいいとは
限らないけど
ただ売れる映画ってああいうもんだろうな
って言うのがあります
きちんとまとまっているし
とにかく見やすいし
見てよかったと思わせる終わりです
この映画を見る前に
何かで知っていた情報としては
新海誠の暗さを川村元気の明るさで
大衆向けにした、
みたいなのを見たんですが、
まあそう言うことなのかなって
思いました
陰と陽のバランスが良い気がします
まあとにかく
本当に見てよかったと思う映画でした
ただやっぱり斜に構えず
公開当時まだみんなが話題にしてる時に
見た方が良かったなって思います
その当時ならいろんな意見を
ネットでみたりとかして楽しかっただろうに
やっぱ映画って
見た感想を言い合うの楽しいじゃないですか
腰の重い僕にはその楽しみがないんですよね
まあ友達いないってものあるけど
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