プロフィール

働きたくないアラフォー子供部屋おじさん。
音楽専門卒→フリーターバンドマン、夜勤15年→無職へ。
2021/12/1から無職ニート生活。
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話し相手がいないからここに描く。

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年末ガキ使「笑ってはいけない」がだんだんつまらなくなっているという無意味な感想について

お笑い

2019年の年末ガキの使い「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」は例年に比べるとかなり面白かったです。

理由のひとつに「捕まってはいけない」と「驚いてはいけない」がなくなって「笑ってはいけない」一本でシンプルにしたことが挙げられると思います。

一方で「有名人が出てくるだけで面白くない」「最初の頃の方が良かった」との批判が毎年見られます。この意見についてぼくが思っていることを書いていこうと思います。

有名人が出てくるだけで面白くない、最初の頃の方が良かった

ぼくも「有名人ばかり出るようになってつまらなくなったなー」とか、「最初の頃の松本、浜田チームに分かれてやっていた頃の方が面白かったなー」と思うところもあるんです。

でも今はこの批判?というか悪口は無意味だと思っていて。

なぜなら、あの頃と番組自体の意味が変わってしまったからです。

ガキの使いの手を離れている

ガキの使いの笑ってはいけないシリーズは2019年で実に14回目の年末特番放送になるそうです。この企画自体のスタートは2003年の「絶対笑ってはいけない温泉宿一泊二日の旅」でした。

このときはまだレギュラー放送で、番組内の松本チームと浜田チームの対決企画の罰ゲームとしての企画でした。この前には「笑ってはいけない」以外にいろんな罰ゲームがあり、確か後に「捕まってはいけない」につながる鬼ごっこもありましたね。

「笑ってはいけない」が人気になったことでレギュラー番組放送枠を離れ、年末年越し放送まで上り詰めました

年末特番に繰り上がった時点で「ガキの使い」という深夜帯の小さな番組から、日テレの社運をかけたコンテンツに変わったと思います。つまりこの時点から深夜の「ガキの使い」とは違ったものとなり、手を離れたとも言えるんじゃないかと思います。

もちろん最初は様子見で、グラデーションで番組のかたちが変わっていきました。なので年越し一発目はレギュラー放送とは大きくは変わらなかった。まだチームごとに分かれて罰ゲームで、その次からは全員参加の罰ゲームになっていきました。

年末に放送し民放視聴率1位を獲得したりすることで徐々に日テレの一大コンテンツになり、大きなビジネスとして動き出したんですよね。

そうすると番宣の俳優が笑いの仕掛け人として出演するようになります。バラエティに出ないような俳優が出ることで違う視聴者層を取り込みつつ、同じ日テレのドラマを宣伝する。ごくありふれたバラエティ番組のつくりですね。

「笑ってはいけない」では最初の頃に前田美波里とか片平なぎさなど接点が一切ない大女優が何の脈絡もなく出てくることで笑いの仕掛けとして成立していたので、ここに番宣俳優が自然にはまったような気がします。

深夜帯から年末特番への大出世。当然番組のかたちは変わります。狭く深いところから広く浅いところへシフトしてきました。

なのでハマる人は多くなった反面、コア層は物足りなさもある、それは至極当然の結果だと思われます。

吹き矢の緊張感半端ないって

そう言えば最初の頃は笑った罰はケツバットではなく吹き矢でしたよね。あれ、今考えると本当にすごいことだと思います。普通にケツにささってましたし、、

「ケツが血だらけになった」なんて松本がラジオで言っていたりしました。ぼくは見ていて「手元狂って穴とか袋とかに行っちゃったらやばくね?」とハラハラしていた記憶があります。

当時は爆笑してたけど、もしかしたら今見たら笑えないかも。マジで痛そうだった

ただ、吹き矢の罰が重すぎることでガキ使メンバーが本当に「絶対に笑わない」気構えを持っていたため緊張感があり、今よりもより緊張と緩和があって面白かったと言えます。

今は吹き矢なんてコンプライアンスだったり社会風潮として無理だったりすると思うので、あの頃の緊張と緩和が実現できないのはしょうがないところです。あれが笑えたのはまだ今より牧歌的だったあの時代だったから笑えたような気もします。

なので最初の頃の方が面白かったのはしょうがないことです。初めて見た時のインパクトが一番大きいので、それを超えるのは難しい。なんでもそうですが初体験の強さですね。

昔の方が面白かった、昔は良かったって言いたくなるし簡単に言えるので何の考えもなく言っちゃいがちです。自分を省みたいなと思います。

一大コンテンツに成り上がった変化

レギュラー企画が出世して一大コンテンツに成り上がった、つまり大多数に照準を合わせる方に舵を切った、すると当初と変わるのは当然

なので、「笑ってはいけない」がだんだんつまらなくなっているとの批判は無意味だなと思った、って話です。そもそも番組のかたちが変わっていて、広く浅いものになっているので。

で、何が言いたかったかというと、持続力がすごいぞ、と。番組はグラデーションで変わっていて、少しずつ変化しながらも視聴率を保って、ぼくのような昔からのファンも逃さずに面白さをキープしていることがすごいと思うんです。

離れていった人も多いのかも知れないけれど、それ以上に多くの人の心を掴んでいます。もはや年越し番組の民放ナンバーワンは当たり前なところまで来ています。

今回も変化がありました。それは例年よりも大きな変化だった上に面白かった。来年への期待がさらに高まります。ずっと続けてこのクオリティーは本当に凄いと思います。

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