「気がついた人がやろう」ってルールの曖昧さの弊害【初心者日常漫画69日目】

漫画日記

アルバイトを始めた高校生くらいの時から、
要するに組織に属して働き始めた時から、
いろいろ経験するにつれて徐々に
気がついてきたことなんですけど、
自分の仕事じゃないような
簡単な作業を手伝ったりすると、
それがいつの間にか
自分の仕事になってしまっている、
ってことがあります。

まあ「仕事」と言えるほどの
ことじゃなくて、
ちょっとしたところを掃除しておく、
っていうような
なんかマニュアルとか仕組みに
組み込まれていないような
ちょっとした作業です。

職場を転々と変えるにつれ
(まあ全部バイトだけどね)
「ああ、ここもそんな感じかー」
とか思ったりしているうちに、
どうやらこれはそういう会社、
ってことじゃなくて、
人間とはつまりそういうものだ、
ってことだなと気がつきました。

人は楽な方に流れます。
まあ、甘えるんですよね。
だから、組織のルールを
「気がついた人がやろう」
みたいな曖昧なルールにしておくと、
気がついたら
いつもあの人がやってくれているな、
ってことになったりするわけです。

そういう類のちょっとした仕事って面倒で、
人がやってくれるなら楽だしその方が良い、
そう考えるのは人間なので当然です。
だから、うっかりやってしまうと、
「それ担当の人」にいつの間にか
仕立て上げられてしまうんですよね。

具体的な例で言うと
ぼくの会社で酷かったのは、
車載の灰皿の掃除です。
これは使った人(喫煙者)で、
気がついた人が掃除しようって感じに
なっていたようです。
ぼく含め、非喫煙者は関係ないし、
知らなかったルールです。

まあ吸殻で満杯になったら使えないし
捨てるしかないので、
合理的っちゃ合理的です。
吸殻だらけで使えねーなーってなったら
その人が捨てる。シンプル。
なんとなく喫煙者が
順繰りでやっていく感じがします。

だかしかし、
めんどくさいと思う人は
無理やり吸い殻を突っ込んだりします。
灰皿が満杯だというのは
吸い終わってから気付いたりするので
面倒なんでしょうね。

そうして無理やりパンパンにされた
灰皿のせいで
足元に灰が散らばってたりします。

これが嫌で、
タバコを吸わない綺麗好きの若手社員が
毎度のように灰皿を変えていました。
その人は匂いも気になるようで、
割と早めに吸い殻を捨てていました。

つまり、
吸わないからこそタバコの匂いが嫌だ、
だからそれが充満する前に自分で掃除する
って状況になっていたんです。
喫煙者の社員は「あいつやってくれるんだよー」
って呑気に言っていました。
綺麗好きの若手社員は完全に
「車の灰皿を掃除する人」
に仕立て上げられていました。

っていう感じで、
気付いた人がやろうとか、
みんなでやっていこう、ってルールって
結局一部の人しか
やらなかったりするんですよね。
全くやらない人も出てきます。

要するに
甘えられる状況だと人は甘えるわけです。
ぼくも人のことは言えません。
やらなくて良いならやりたくない。

で、組織は甘える状況を生み出さないように
ルール作りをすれば良いのにって思います。
っていうかルールって
「こうなりがちだからこうしようね」
っていう感じで
人間のよくない部分を交通整理するために
作るものだと思うから、
ルール自体が間違っているってことに
すぐ気がつくと思いますが、、
まあ組織運営したことないから知らんけど。


ふと、この逆パターンの
良い例を思い出しました。
なんか頼りないリーダーの周りには
仕事ができる人が集まる、
みたいな話ってありますよね?

これって成功したリーダーの側から
出てくる話だったりするので、
リーダーが謙遜して話しているだけ
のような気もしますが、
実際にそういうこともあるんだと思います。

一緒に働いているメンバーたちが
「このリーダーはこの辺が甘いから
自分がしっかりフォローしなくっちゃ!」
とか思ってみんなでフォローしつつ
盛り上げていく感じになって、
そのチームが良い緊張感で働ける、という。
人に頼りすぎないで
主体的に動けるようになっていく、
みたいな好循環。

これでリーダーが本当に何もやっていないと
誰もついてかないでしょうが、
フォローしてついていっている時点で
魅力ある良いリーダーなのだと思います。
他とは違った優れた部分があるでしょう。
複数意見をまとめるとかジョイント役とか。

これは、今日の漫画で描いた
逆パターンのような気がしました。
自発的に”みんな”がやっていく仕組みです。
理想型ですね。


ちょっと話がズレましたが、
まあこの曖昧なルールは
線引きが難しいなと思います。

やっている人が手助けが好きで
やっている場合もあるし、
その立ち位置が心地よいって人もいるし。
それに対して、
じゃあいつもやってくれているから
今度はこっちが何かしよう
ってなったりするし。
そういうのがうまく回っているのが
良い会社なんだろうって思います。

まあ、うちの会社は
全然そんなことないですけどね。

ぼくは、自分の仕事にされちゃうなーって
気がついてからは
自発的に手伝ったりとかはせず、
黙々と自分の仕事だけをするって
スタイルになりました。

それである日気がついたんですが、
周りを見ればうちはそんな人だらけでした。
自分の仕事はきっちりして、
周りには興味を持たない人ばかり。
まあそんなに周りを見る余裕もないし、
これが
ブラック会社に対する処世術
って感じです。
みんな気づいているのか、
自然とそうなったのか…
自分を守るためにやっているうちに
たどり着いた処世術って気がします。

でも若干、
そういうのは人間的にはちょっと
ダメだなあとも思ったりするし、
でもこの会社に
そこまでするほどの扱い受けてないしとか
いろいろ考えたりしています。

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