<数年前に旧ブログに書いた記事です>
東京に住んでいる人の平均睡眠時間は5時間44分と言われているらしい。3年前の調査結果だ。
短い気がするけれど同時に、まあそうだろうなという実感もある。東京ではないけれど、僕の周りも睡眠時間は短い人の方が圧倒的に多い。実は日本人は世界で最も睡眠時間が少ないらしいのだ。
1年前のギガジンの記事を読んだ。6時間以下の睡眠を続ける人は、徹夜した人の認識能力とほぼ同じところまで能力が低下してしまうらしい。そいういう研究結果が出ているのだという。
ということは、冒頭の日本人の平均睡眠時間と照らすと、ほとんどの人が本来のパフォーマンスをしていないということになる。
徹夜をするとパフォーマンスが低下するという感覚は多くの人があるだろう。1度でも徹夜をしたことがあるならばわかると思う。
頭がぼーっとしていて、普段できていることも時間がかかったり、判断能力が鈍っていたり、集中できなかったり、そもそもやる気が出なかったり。
徹夜は、時間がないからするわけだけど、実際徹夜で仕事をこなすと少しでもいいから寝ておけばよかったといつも後悔することになるのだ。
だからこそ少しでも睡眠をとる。そして最低ラインとして6時間くらいかなあという実感がある。しかし上の記事では6時間では足りないという研究結果が出ている。それも6時間睡眠が続くだけで、徹夜状態と同じくらいまでパフォーマンスが低下しているというのだ。
記事で取り上げられている実験では、それぞれ4、6、8時間睡眠に被験者を分けて毎日2時間のテストを行った。そこに加えて「3日間全く眠らない」というグループも作った。
テストの結果は8時間グループがトップ。4時間睡眠は常に低い結果。そして6時間のグループは最初のうちは問題なかったが、10日目を過ぎたあたりから変化があり、実験の最後の数日は2日間全く睡眠をとらなかった人程度の認識力パフォーマンスになってしまったのだという。
寝るだけで能力アップ
この実験では睡眠時間が6時間では足りないとわかった。ということは、冒頭の平均値でもあげた通り、ほとんどの日本人は睡眠時間が足りていないのだ。
この研究結果は、実は非常にポジティブなことでもある。普段6時間睡眠を続けている人は、ここに睡眠時間を2時間プラスするだけで自分の能力が上がるとも言えるからだ。
能力アップのための努力は一切いらない。ただ寝る時間を増やすだけで自分のパフォーマンスが上がる。
僕は一応、睡眠時間は8時間は確保するように意識している。それでも今の自分のパフォーマンスである。だから、逆に今6時間睡眠をしている人が羨ましくもある。それは伸び代を残しているからだ。
寝るだけで能力アップ。こんなにいいことは他にないだろう。
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