昨日信じられない訃報がありました
ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが
亡くなられたとのこと
ぼくは世間と同じ反応で、
驚きと悲しみが襲いかかってきました
やっぱり「なぜ?」って
考えてしまうんですよね
自分は上島さんのことなんて
なんにわかってないから
わかるわけないのに、
理解できないことだから
「なぜ?」って考えてしまいます
朝のニュースだったので
昨日は何か一日中頭の中にあって、
一人でいつもの作業をしながらも
頭の隅で影が落ちている
というような状態でした
こういう時、人と会ったりすると
そちらに引っ張られるので
いい意味で忘れられると思うんですが、
一人で自室で作業をずっとしている
孤独な状況だと結構考えてしまうんですよね
こういうのを忘れさせてくれるのが
エンタメですが、
そのエンタメを作っていた人だけに
なかなか気持ちの置き場がありませんでした
最初に思い浮かんだのは
ぼくが見た最後の上島さんの出演番組
「アメトーーク」でのことです
その時、上島さんは
元気がない印象だったんですよね
一緒に出演していた有吉からも
「なんでそんなに
しょぼくれちゃってるの!」
って突っ込まれていました
なんか元気がないし、
自信がないっていう感じだったんですよね
いつもだったらトークは苦手で
天然なポンコツ具合をいじってもらって
それを「お前後輩のくせに何言ってんだ!」
みたいな感じでケンカ芸に持ち込んで、
まずはクルリンパで終わらせておいて、
終盤にもっと大きい喧嘩になると
最後はキスで終わるっていう
定型でベタで笑えるっていうのが
上島さんの良さだと思うんですが
それがなかった
そもそもキレ芸がなかったような気がします
ずっといじられっぱなしで…
怒るってよりは
「そうだよなぁ、俺ダメだよなぁ」
って本当にしょぼくれている感じが
あったんですよね
その時はコロナ禍だったか
覚えていませんが、
コロナ禍でキスはできない、
おでんもできないっていう感じだったから
その芸を自制してた結果、
できることがなかった
ってことなのかもしれません
というかコロナ禍でリモートで飲んでる
っていう話をしていた気がするから
コロナ禍だったと思います
上島さんに近しい芸能人は皆
「真面目で優しい人だった」
と言っていますから
自分の芸を自粛して
きちんとコロナに合わせた結果、
自分の芸ができなくなって
アメトーークでは立ち振る舞いが
わからず元気がなかった
ってことのような気がします
それと亡くなったことを結びつけるのは
安易ですけど、やはり昨日は
そういうことをいろいろ
考えてしまいましたし、
今も考えてしまいます
志村さんの存在もやっぱり
大きかったのかなぁ
自分より上の世代の存在って
年を重ねるごとに救いのような
大きな存在になるでしょうし、
それがあれほど偉大な存在であるなら
尚更です
若さっていう全盛期を過ぎても
楽しくうまくやっている
憧れる存在がいなくなり、
自分が先頭に立っているって思うと、
人によってはどう動けばいいか
わからなくなりそうです
コロナ禍で芸人としての強みを
活かせなくなった、
とはいえ俳優業など仕事は順調
だったようだし、信じられません
やはり魔が差したと言っては簡単だけど、
思い悩んでいた状態が長く続いて、
ある時にそれがそうなってしまった
っていうことなんでしょうか
コロナ禍の終わりが見えてきているのに、
本当に残念で信じられない気持ちです
いや、コロナ禍のせいなのかも、
なんなのかも、
何もわからないわけですけど
お悔やみ申し上げます
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