どうも、アラフォー無職の
右枝@eda_kokonikakuです
今回は絵の教本の紹介をしようと思います
アンドリュー・ルーミスの
「やさしい人物画」です
僕はコロナ禍で絵を描き始めたので
絵描き歴は4年くらいです
そんな僕が半年かけてこの本を
ほぼ全部模写して感じたことを
書いていこうと思います
この手の教本の中では有名な本で
最初に選択肢に入ってくるような
本だと思うので
絵の素人目線から何か
参考になることがあれば幸いです
動画でも喋っています↓
やさしい人物画との出会い
僕はブログにアイキャッチ用として
スマホに絵を描いていたんですが
4コマ漫画とかも描くようになって
ちゃんと学んで絵が上手くなりたいと思って
絵の教本で学ぼうと考えました
当時はブログなどで調べて
よく取り上げられている本が
この「やさしい人物画」だったんですよね
初心者はとりあえずこれを買っておけ的な、
間違いない本として
紹介されていた気がします
当時はまず、
キャラクターの顔を描きたいと思っていて
youtubeなどで顔の描き方などを
調べていた結果、
ルーミス式の顔のアタリの取り方が
しっくりきていたので
その大元であるこの本を買うのは
自然な流れでした
価格が1800円と絵の教本としては
安かったのもきっかけになっています
(2024年8月現在では1980円)
しかしすぐに挫折しました
なんか難しすぎるんですよね
よくみる漫画的な2次元的な
デフォルメキャラでさえ描けないのに
いきなりリアルな人体の比率とか
骨格とか出てくるもんで、
「あ、これ無理なやつじゃん」
ってすぐなりました
まあ
キャラクター絵じゃなくて
人物画なんでそりゃそうだろ
って話なんですよね
やさしい人物画っていう
タイトルの”やさしい”に引き寄せられて
初心者である自分にぴったりなのかな
って思っちゃったんです
ただこれは日本語訳が間違っているようで
原題は
「Figure Drawing For All It’s Worth」で
イージーって言葉はどこにもないんですよね
Google翻訳だと
「人物デッサンを全力で楽しむ」
と出ました
まあこのタイトルもようわからんですね
というわけで全部やることは諦めて
顔のアタリの取り方のページだけ見たり
比率のページだけ見たりして
その時は終わったような気がします
で、デフォルメされた
アニメキャラクターの模写をやったりして
数年経ってそろそろチャレンジ
してもいいかなと思って
この本の模写を始めたという流れです
やさしい人物画をやってよかったこと
ここからはほぼ全部模写して
やってよかったことを紹介します
この本は人物画の全てをカバーしている
感じがありました
人体の比率、筋肉や骨の構造、遠近法、
人物を背景にのせるためのパースの知識など
これを全て理解できたら
人物画が描けるようになる知識が
詰まっていました
ただ、僕の場合ですが半年もかけて
一度模写したくらいでは
その全てを理解することはできていないし
比率も骨や筋肉の構造なども
覚えられてないと思います
絵を描いている時につまづいたら
その都度辞書的に使うっていうので
いいかなと思っています
素体が良い
ここからは個別に良いなと
思ったページを紹介します
まず素体のページです
30~33ページのあたりですね
リアルの人体をそのまま描くのは難しいので
ある程度間略された素体が描いてあります
ルーミスさんのは描いてて楽しい素体
っていう感じで躍動感があって
この素体描けるようになりたいな
と思わせる感じなんですよね
注釈にも
正確さよりも生き生きとした表現が重要
と書いてあって
絵の楽しさってそこだよなと
立体感を理解する
次に人体を輪切りにして考えて
立体感を理解するページ
37pと66pの絵です
これも参考になりました
輪切の線を引いた瞬間に
自分にも立体感が感じられるようになって
描ける気がするんですよね
自分の絵を描くときに
取り入れるようになりました
人体の骨が強調されるポイント
人体の骨が強調されるポイントを
解説してあるページも良かったです
48pです
骨と皮の間に筋肉がない
輪郭に影響する骨の部分ですね
ランドマークといったらいいのか
例えば鎖骨とか膝って線で描くことが
多いと思いますが
それは人体で骨として出っ張っているから
線で表現するわけで
その大元を知れるのがよかったと思います
やさしい人物画あまり必要ないと感じたところ
あまり必要ないと思った点としては
この本は割と文章もあるんですが
時代背景が違いすぎるので
参考にならないことも多いかな
っていうところです
原初は著作権が切れているから
ネットで無料で読めるくらい古いし
日本語訳ですら1976年発売なので
そろそろ50年が経とうとしています
まあそのくらい古典的な本ってわけです
ただこれは
「当時はこいうふうにして
仕事をしてたのか」
とか少し知れるので読み物としては
面白い部分もありました
さらに、
そんな時代に絵を描いていたルーミスさんも
絵の才能なんてものはなくて
修行を積むことが大事だ
みたいなことを言っていてグッときました
頑張ろうって気持ちになれましたね
あとは後半の方に
人体のさまざまなポーズの解説も
あったりしたんですが
これはそこまで重要ではないかな
と個人的に感じました
ただ僕の場合は
鉛筆で影のグラデーション付けとか
ペン画での影入れとかも楽しかったので
模写してよかったかなと思っています
全部模写ではなく”ほぼ”全部模写の理由
ちなみに何で全部模写じゃなくて
ほぼ全部模写って言ってるかというと
2ページだけ模写してないページが
あるからです
110~111ページなんですが
歩いてる人と走ってる人の動き
を写真で載せているページで
見開きで小さな写真が45枚もあって
これは模写していないので
ほぼ全部模写ということです
キャラクターイラスト初心者にはおすすめしない
というわけでアンドリュー・ルーミスさんの
「やさしい人物画」を
ほぼ全部模写してみた結果
の話でした
結論としては
漫画的な絵や
キャラクターイラストを描きたい人が
最初に取る本ではないですね
なんせ人物画なので
最初に購入した時、
僕はそこが間違っていました
僕は最初、
普通に漫画に出てくるような
ある程度デフォルメされた絵が
上手く描けたらいいなと思って
絵の教本を探していたんですよね
なので当時はこの本は難しすぎて
できなかったんです
デフォルメされたキャラクター絵を
ある程度描いていて
なかなかうまくいかないなって思い始めたら
参考になる本だと思います
うまくいかなくなる理由は
そもそも何を元にデフォルメされてるのか
理解してないからだと思うので
デフォルメの元を辿るためには
とても良い本だと思いました
人物画を学ぶ全てが詰まっていると思います
コメント