先日、初DIYで簡単な棚を作りました。
このときは白木のままで塗装しなかったんですが、今回ワトコオイルで塗装をしてみました。
ワトコオイルについて
ワトコオイルとは
ネットで初心者DIY向けの塗料を探していて、目に止まったのがワトコオイルでした。

ワトコオイルとは植物油ベースのオイルフィニッシュです。オイルを木に浸透させていくタイプの塗料です。木材の木目を残したまま仕上がります。
ワトコオイルを選んだ理由
ぼくがワトコオイルを選んだ理由は二つ。
- 手に入りやすい
- 素人でも簡単そうに見えた
ワトコオイルは比較的手に入れやすい塗料のようなんですね。ぼくはホームセンターのカインズホームで買いました。もちろんネットで買えますが、ホームセンターで手に入りやすいのはイイ!
ワトコオイルをyoutubeで塗っている動画を見ましたが、サラサラとしていて素人でも簡単に塗れそうに見えました。実際、それほど難しさは感じませんでした。
ワトコオイルの使用上の注意点
塗料というと使用上の注意が多いイメージがありますが、ワトコオイルもそうです。引火性の液体なので十分な注意が必要です。
ワトコオイル自体は常温で発火することはありませんが、ワトコオイルを含んだ布など塗装に使ったものはそのまま積んで置いておくと自然発火する恐れがあるとのこと。
これらは必ず使い捨てで、廃棄のときも水に十分にひたしてから生ゴミとして処分しなければならないようです。
詳しくはワトコオイルのホームページをご覧ください。
https://www.hoxan.co.jp/watco/customer/caution/
取り扱いはちょっと厄介そうですが、塗料はこういった注意が必ず必要なので慣れていくしかないですね。
ワトコオイルの使い方
ワトコオイルは塗るのは簡単でしたが、作業工程は多めです。
木材を#240程度の紙やすりで研磨する
↓
ワトコオイルの容器を十分に振って中身をよく混ぜる
↓
塗装し、15分〜30分放置後、布で拭き取る
↓
再度塗装する(1回目の1/4程度の量)
↓
濡れた状態のまま#320〜400程度の耐水ペーパーで研磨し、布で拭き取る
↓
1時間後に乾拭きをしてから、常温で12〜24時間乾燥させたら完成
工程が多くてちょっと面倒ではありますね。
ただ、ワトコオイルの缶に使用方法は書いてあるので、それをガイドに作業を進めれば問題なしです。
ワトコオイルで塗装に初チャレンジ
というわけで実際に塗ってみました。
ビフォー

アフター

ぼくが塗ったのはダークウォルナット。これで一度塗りの状態です。
思っていたよりも木目がくっきりと出てきました。なんか「木ッッッ!!!」って感じです。もうちょっと木目がきれいな木材を選んでおけばよかったかも、、
2度塗りして24時間乾燥させた状態です。
木目によってオイルが浸透してきやすいところとそうでないところがあって、このコントラストが魅力ですね。
設置したときのビフォーアフターはこんな感じ。
ビフォー

アフター

どちらも白い机と合っていない気が、、塗ってある方が落ち着いた感じになります。
もうちょっと渋くオシャレになるかなーと期待していましたが、なんというか古民家感ある色と言いますか、年季が入った家具って感じになりました、、
でも、画像ではわからないですが、近くで見たときの質感は良い感じです。

塗ってみた感触
ブルーシートがなかったので、新聞紙と段ボールを敷いて床が汚れないように作業しました。結構こぼしちゃったけど段ボール1枚と新聞紙3枚の厚みで床は問題なかったです。
ぼくが買った1L缶だと大きいので、紙コップに必要な量だけ空けてからスポンジで塗っていきました。
ハケを使うかスポンジを使うかで悩んだ末、使い捨てになるのでスポンジなら必要な分だけカットしてあまりはまた使えるからスポンジでいいなと。
ですが、スポンジはちょっと塗りにくかったです。オイルを適度に染み込ませるのが難しかった。含みすぎたり足りなかったり。
特に含みすぎたときは木にオイルがどんどん染み込んでいくので焦って塗ってしまいました。
初めて塗るならセオリー通りハケで塗った方がいいと思います。
換気は必要
ぼくは室内で塗装したんですが、換気は絶対必要です。いかにも塗料!って感じの結構きつい匂いがします。
6畳の部屋で2つの窓を開けて作業していると、匂いはそれほど気にはなりませんでした。マスクをしなくてもまあいいかなー程度でしたね。
ただし、時期が時期なので寒くてつらかったです、、
使った布は水に濡らして廃棄。じゃあオイルをこぼした段ボールは?
ワトコオイルを拭き取った布やハケはそのまま置いておくと発火の恐れがあるので十分に水に浸して処分する、と注意書きにありました。
十分にって、じゃあどのくらい水に浸しておけば良いのかなって思ったんですが、調べてもあまり出てきませんで。
自治体か何かのホームページを見てみたら可燃ゴミとしてゴミ袋に入れて出す時まで浸しておいた方が良いというのがあったので、バケツに入れて可燃ゴミの日までつけておきました。
あとぼくが気になったのは下に敷いていてワトコオイルをこぼしてしまった段ボール。
「オイルを含んだウエスなど」とワトコオイルの注意書きにあります。
”など”に段ボールも新聞紙も含まれるんじゃないかなと思ったんですよね。むしろ布より燃えやすいじゃん!怖い!ってなりました。
この辺はよくわからなかったので念のため段ボールも新聞紙も可燃ゴミの日に出すまでバケツに浸しておきました。段ボールをバケツに突っ込めるように細かく切るのが面倒でした、、
まあでも発火の恐れなんて言われちゃうと、ど素人で学のない人間なので念には念を押した方が良いかなと。
なので室内で塗装するときの養生はブルーシートなどが良いと思います。こぼしても拭き取って、その拭き取った布を水に浸して処分すればいいはず。
おわり
というわけでワトコオイル塗装に初挑戦の巻、でした。塗ったことで印象がガラッと変わって一気に家具感が出たというか、素人DIY感が薄まった気がします。
作業はちょっと面倒だったけど、このガラッと変わる感じは楽しかったのでまた使ってみたいです!
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