巨大娘が眠る不思議な街に迷い込んでしまうSF漫画 八木ナガハル『無限大の日々』

どうもこんにちは
無職の右枝@eda_kokonikakuです

今日は八木ナガハルのSF漫画
を紹介しようと思います

八木ナガハル『無限大の日々』

八木ナガハルさんの『無限大の日々』は
2018年に出版された
SF漫画の短編集です

収録されている短編は８つ
SFC特異昆虫群
蟻の惑星
ツォルコフスキー・ハイウェイ
ユニティ
幸運発生機
病院惑星
鞭打たれる星
巨大娘の眠り

どれも面白いんですが
ここではこの本の最後に収録されている
「巨大娘の眠り」を紹介します

巨大娘の眠り

最近模写練習にハマっているので
ぼくの描いた模写のようなもの
とともに紹介してみようと思います

宇宙探索隊らしき男２人は
本体からはぐれてしまい、
食料もつきそうになり、
彷徨い続けています

とある街のような場所にたどり着く2人
そこには巨大な少女が
裸のままで眠っています

彼女たちは眠っているため
どうやら危害はなさそうです

食糧を探す２人は建物の中にも入ってみます
すると建物の中にまで
眠っている巨大な少女が、、

戸惑う二人はおかしなことに気がつきます

人と食糧を見つけるも、
それは作り物で
切断されているものでした

ある角度から見える範囲でしか
造られていない造りものなのです

混乱する二人、
ふと天井を見上げるとそこに天井はなく、
複雑な構造体が広がっていました

この場所は一体…

「巨大娘の眠り」は
この漫画の最後に入っている
１４ページの短いお話なんですが
ぼくはこの短編集の中でこれが一番好きでした

非常にシンプルな話、
でも不思議で、
読んだあとに自分の生活の中にも
何かこういう不思議なことが
起こるんじゃないかと
思わせてくれるような話です

こういう、宇宙ではぐれた探検隊が
その星の異常な何かと出会って
不思議なことに巻き込まれていく
っていうのはSF漫画で王道だと思いますが
こういうのはいくら読んでも面白いです

おわり

八木ナガハルさんの
柔らかなタッチの絵で描かれる、
ヘンテコな形の宇宙人の造形が
すごく好みでした

漫画のナウシカのような
絵のタッチですね
土鬼とかの感じのような、、

もっと解像度の高い感じの
ゴリゴリに描き込まれた宇宙船とかが
出てくるSFも好きですが
こういう柔らかな雰囲気の絵も
いいですね

SFって自分が空想するきっかけになるから
好きなんですよね