フジテレビで新しく始まった『志村友達』を見ました。志村けんがずっとやっていた深夜のコント番組の最新版です。
亡くなられてからも冠番組が続くってすごいことですよね。ぼくは優香が出ていた頃とかはよく見ていた気がします。それ以降も、やっていたら見るって感じの好きな番組でした。
亡くなられた実感が全く湧かないんですよね。驚き、信じられないまま、そのままって感じです。ちょっと他と違うというか、、
思えばぼくは、死ぬってことを実感したのはテレビタレントの死が初めてだったかもしれません。それまでは死ぬなんて考えたことがなかった気がします。それまで、幸運なことに周りに亡くなった人はいなかったから、死を感じることがなかったんですね。
初めて「ああ、人って死ぬんだな、いなくなるんだな」って感じたのは元力士でタレントだった鞍馬さんです。たしかTBSのオールスター感謝祭の相撲で行司をしていた人です。チャック・ウイルソンとかが出ていたやつです。
それで、テレビに出ている人が出なくなった、しばらく経ったらそれをテレビでは何も言うことがなくなってる、っていう不思議さと得体の知れない何かを感じた記憶があります。
記憶を辿ってみると、もう一人はアナウンサーの逸見政孝さんです。「私の病名はガンです」っていうのははっきりと覚えています。親だったか、周りが悲しんでいた覚えがあります。
2人とも、失礼ではありますが、知っているっていうだけで特に好きだった有名人でもありませんでしたが、強く記憶に残っているんですよね。
っていうことを思い出したのが志村けんさんの死です。実感が本当になくって、「あれ?死んだ?本当に?死ぬってなんだっけ?」ってなって頭がぐちゃぐちゃしているうちに思い出した子供の頃の記憶です。
『志村友達』で改めて志村けんさんのコントを見ると本当に面白いですね。ベタがこんなに面白いのかと。そしてベタが故に笑いの教科書としてずっとあり続けて欲しいコントです。あり続けると思っていたものです。
そんなコントがもう生まれないなんてちょっとまだ信じられない。今でもどこかで楽しく笑いを作っているような気がします。
志村けんさんのご冥福をお祈りします。
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