日本では2019年に公開されたSFアクション映画『バンブルビー』を見ました。
まさにアメリカのアクション映画!って感じで楽しめました。王道の安定感ですね。普通に見ても、ツッコミながら見ても面白いです。
わかりやすい面白さ!
バンブルビー
『バンブルビー』はトランスフォーマーシリーズのスピンオフ映画です。シリーズで言うところのエピソード0に位置する作品のようです。
地球を救うという任務の下、戦いでボロボロになったバンブルビーはチャーリーに発見され、修理される。悪しきディセプティコンから地球を守るため、バンブルビーとチャーリーは手を組み、アクション満載のアドベンチャー劇を繰り広げる。
バンブルビー (吹替版) amazon prime video
トランスフォーマーとは、地球の乗り物に変形できる機械生命体です。そいつらが地球を狙ってやってくるって話です。
位置付け的にエピソード0ってこともあって、トランスフォーマーシリーズを見たことがない人も十分に楽しめる映画だと思います。
ぼくもトランスフォーマーはどれか2つくらい見たことがある気がする、ってうろ覚えな程度で見ても普通に楽しめました。
なぜかトランスフォーマーは見てしまう
ぼくはそもそもアメリカのアクション映画って好んで見ないんですよね。ドーンとやって戦って勝って最後キスして終わる的なテンプレがわかっているのでわざわざ見る必要ないかなって。
ただ、テレビでやっているとBGM的に見てしまうんですよね。途中からでも内容はなんとなくわかるし、なにより映像がすごいので。
他のトランスフォーマーシリーズもそんな感じで見ていました。wowowに加入しているんですけど、目当ての海外サッカーを見る合間にやってたりするので見ているんですよね。
アクション映画の良いところはそんな感じでBGM的に見て、食い入るように見なくても楽しめるってところですね。単純にCGがすごい!ってだけで楽しめるのは結構凄いことだと思います。
トランスフォーマーは特にそうで、ロボットアクションがすごいです。あと、変形するシーンが見ていて気持ちいいんですよね。テンポが良いというか。
また、ストーリーがわかりやすいのも良いです。片手間に見ていてもストーリーは理解できます。
まあ、戦って勝って世界を救うわけですが、ラストにどうやって壮大に持っていくんだろうとか、そういう視点で見ると面白いですね。
ラスト、あれがこうなるのか、は無理やり感もあって勢いがあって面白い
バンブルビーのキャラクター設定が良い
バンブルビーはアクション映画ですが、トランスフォーマーシリーズの見どころである派手な戦闘とかロボットのグラフィックはそんなにないです。
もちろん十分アクション映画ではあるんですが、他のトランスフォーマーシリーズに比べると、脇役のバンブルビーが主人公なので戦いの部分はこぢんまりしている印象はありました。
ただ、その分バンブルビーと主人公チャーリーの心の交流がメインで、そっちが良い感じです。
バンブルビーは、仲間のいない知らない惑星(地球)に一人、最初の戦闘で傷つき喋れなくなっている、悲しきモンスター感があります。
そんな悲しきモンスターと、家族にも同世代にも馴染めないチャーリーとの心の交流に熱くなります。ってかチャーリーが愛嬌あってかわいいです。演じるのはヘイリー・スタインフェルド、女優であり歌手でもあるようです。
バンブルビーが喋れないって設定が良いんですよね。喋れないのにコミュニケーションをとるって未知との遭遇ものではどう見せるかポイントになってくると思いますが、見せ方がよかったです。
喋れないこそ動きや目でバンブルビーの気持ちが雄弁に伝わってきます。
ラジオのつぎはぎで喋る感じはとても良い
人間のようなロボットたち
バンブルビー以外に出てくる敵のロボ2体も、ただただ人間の外見がロボットになっただけって感じで、それが面白いんですよね。
悪のロボがバンブルビーを捕らえて拷問してるんですが、人間を相手してるみたいにいたぶって秘密を吐かせようとしていて。機械なんだからデータ抜きとりゃ良いじゃんとか、ロボット同士なんだからもっと他にやり方ないんかね?って突っ込まずにはいられないんですよね。
そういう狙いで描いてないだろうとは思うんですが、敵のロボもアホっぽく見えてきて面白いです。ぼくには、人間のコスプレをしているように見えてきました。
その拷問場所が米軍施設なのに警備ゼロでチャーリーが難なく侵入してるのも含めて面白いシーンだった
ロボとの心の交流、コミカルSFアクション
こういう映画らしく展開はご都合主義です。ロボットたちのコミカルさ含めて勢いで作っている感じがあって、そのノリがいかにもアメリカのアクション映画って感じで楽しめます。
CGでめちゃくちゃお金かかっているんだろうに、展開をもっとリアルにあり得そうに描けば良いのにとか思うんですが、「そういうんじゃないんだよ、絵面に迫力があって成長を描いて感動させりゃいいんだよ」っていう思いのもとに作られた映画だなと思いました。
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