<数年前に書いたブログです>
たまに話題になるのが、お笑い健康法だ。
笑う門には福来たるという諺そのままに、よく笑う人は健康的であるという話がある。まあなんとなく知っている人も多いんじゃないだろうか。
笑うということは心身の健康に関係しているようだ。
今日こんなネットの記事を見た。
赤ちゃんは1日400回笑う。大人はたった15回。この具体的な数字にハッとさせられた。
自分のことを思うと、15回なんてことはないと思うけど、明らかに子供の頃よりも笑う回数は減っているんじゃないかと思う。
職場で笑うことがない
まず、仕事中で笑うことがない。
僕は現場作業員だが、ルールはないものの暗黙の了解で私語は厳禁だ。笑うなんてもってのほかである。
仕事の合間の休憩時間も笑うことはない。というか人と話すことも少ない。休憩は休憩で疲れているから体を休めなければならないし、コミュ障だからだ。
そもそも職場の雰囲気というのもある。人の出入りが多い会社で、現場にはいつも新人がいる状態だからノルマをこなすのが大変で余裕のない現場ばかり。
余裕がない、すなわち笑っている場合じゃないのだ。空気が重いので笑うとかそういう感じじゃない。
実体験で笑う回数、笑いの大きさ
家ではテレビのお笑い番組を見ることが多いからよく笑うと思う。自家用車での移動中なんかもお笑いラジオを聴くことが多いから結構一人で笑っている。
それでも、子供の頃や学生時代よりは笑わなくなったなと思う。「頰や腹筋が筋肉痛になるかも」と思うくらい笑うことは本当に減った。
爆笑は実体験でないといけない。テレビなどではななかなか得られないのだ。
そういう意味では、実体験はほとんど職場で過ごしているため実体験で笑うことが少なくなった今、僕は爆笑することはなくなった。
お笑い好きであるほど日常生活で笑うことがない
記事では笑うことは健康に影響すると伝えている。
毎日何気なく行っている「笑う」という行為は、人間特有の能力で、人間の体内にある細胞も、それぞれが豊かな感情を持っており、私たちが憂鬱な気分になったり、悲しんで落ち込んだ気分でいると、これらの細胞の機能も同じように低下していき、仕事や健康などに大きな影響を与えることが様々な調査から明らかになってきています。
笑いと健康を結び付けられてしまうと、ちょっと考え込んでしまう。笑い好きであるほど、素直に笑えなかったりする場合があるのだ。
僕は笑いが好きだけど、だからこそ笑いに厳しくなっていく部分がある。というか好きなものばかり見ていて、それ以外はあまり笑えないと思って切り捨ててしまう。
日常の笑いにそんな厳しいお笑い目線はいらない。だけど僕の場合、そんなお笑い目線が日常にも侵食してしまっている。僕の嗜好に沿った笑いが日常にあるわけないのに。(ないから好きだし価値があるのだ)
みんなが笑っているようなベタベタなことでは素直に笑えなかったりする。なので、会社の集団のような関係性が薄くて自分が打ち解けていない場では、ほとんど笑うタイミングを逃している。
僕が今、子供の頃よりも笑うことが少なくなったのは、中途半端にお笑い好きだから発生していることでもあるように思う。
笑うことを意識すると逆に笑えなくなってしまうから、こうやって考えるのもまた悪影響な気がする。
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