<数年前に旧ブログに書いた記事です>
自己管理ができていない人が仕事もできない時「やっぱりな」と思ってしまうのは、僕の性格が悪いのだろうか。
うちの会社にはよく風邪をひく人がいる。季節の変わり目には毎度のように風邪をひいている。
うちはブラックだからそんな時でも皆出勤していて、休めない空気がある。しかしその人は休む。この点は続けて欲しいというか、空気に負けずどんどん休んでもらって、休める空気を作っていって欲しいのだけど、単純に体調を壊すことが多い人ではある。
普段から「腰が痛い」「背中が痛い」「寝ていない」「寝る時間がない」などというセリフが多くて、ちょっと面倒な人でもある。
体の痛みはもとより、寝てないのなら「寝るのが一番いいですよー」というふうには言うのだけど、あまり寝ていないようだ。仕事が終わる頃にはいつも眠そうな顔をしている。
この人は自己管理をどうしているのかなあと気になって普段の生活を聞いてみると「そりゃあ体壊すわ」というような印象を受けた。
その人は一人暮らしで家には電化製品がテレビくらいしかないという。冷蔵庫も電子レンジもない。これには驚いた。
数年前に引っ越すタイミングで電化製品はすべて手放して、それから必要性を感じなかったから買っていないという。まさかのミニマリストかと思って聞いてみたらその人はミニマリストという言葉を知らなかった。けれども考え方はミニマリストだった。必要な時に必要なものだけ買うという主義であるようだ。
「食事はどうしてるんですか?」と聞くと近くのコンビニで買うか外食なのだという。洗濯はアパート併設のコインランドリー。まあ確かにこれで最低限の生活はできる。
けれども、コンビニ飯ばかりではそりゃあ体調崩すだろうなあとは思ってしまう。趣向も偏っていて、いつもモンスターエナジーを飲んでいる。半ば中毒のように見える。
僕らのようなブルーカラーの仕事は、ハイエースですし詰めにされて現場から現場への移動の中で昼食をとったりする。移動の合間、行きしな帰りしなにコンビニによって休憩することが多い。
驚くことなのだけど、その時に僕の体感では8割の人が手を洗わない。(※追記 コロナ禍前です、一応)そもそもハンカチを持っている人が僕とあと一人しかいないと思われる。ガテン系というのはそんなもんだ。
風邪をひきやすい今のような時期でもそうだ。会社では「風邪が増えてきたから気をつけよう」とか言ってるのだけど、気をつけるとはどういうことか、できるのは体調管理だろう。けれども手を洗う人すら少ない。うがいしている人なんていないかもしれない。
モンスターエナジー中毒のミニマリストも手を洗わずにタバコを吸ったり飯を食ったりしている。
で、この人は仕事があまりできない。同じミスを繰り返す。注意すればその日は大丈夫なのだけど、数日後にはまた同じようなミスをする。ある部分でなかなか成長しない。多分自分で「これくらいでいい」とラインを決めているのだろうと思う。
こういう、仕事ができない人が人として当たり前のようなことができていないのを見ると「やっぱりそうかー」と思ってしまう。
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